遠い、未来。人の感情は、脳に埋められた小型のインターフェイスによって、「適切に管理」されていた。 そこは、争いのない、調和した新たな世界。 だがある日、事件は起こる。
女生徒が一人、マンションの屋上から飛び降りた。 ぼくがそれを知ったのは、クリスマスの朝だった。 そこから始まり、そこに還り、そして終わる、終わらない物語。
青春ホラーパニックです。いわゆる脱出系のお話に近いかもです。 内容はややコメディタッチになっています。 よくあるボーイミーツガールを書きました。ガールの方がややミステリアスであまり現実味が無いので、そういうのが苦手な方は注意してください。
高校1年生に進学した鍵錠心月。 心月は普通の生活にとても満足していた。 でも、相良と言う男子高生の自宅で、不思議な本に触れてしまって――? さまざまな過去が行き来する、ファンタジーと友達と、恋が交差する物語!
人口の減少した世界では、世界を支配するのは特別な者たち。その管理下からも離れた存在は、真赭の吸血鬼と呼ばれる。信仰と人間であることを放棄した少女が求めたものは、断罪の力。正義の名の許に悪を淘汰することが自分の使命だと信じた。力と正義こそが絶対であると信じる少女のファシズムと、現実との葛藤、それによってもたらされる数々の物語。
ある暑い夏の日、町を歩くうちに私はあるものに気づき足を止めた。板塀には歪に丸い節穴が開いていた。 私はその穴を覗きたい衝動に駆られる。そして私は何を見るのだろう。
オカツは死期への旅に細菌と名のるトムと出かけた。しかし、いきなり砂の下におかれたと思ったら、宇宙に……。オカツは自分が死にいく旅で、トムに女房といきさつを話す。 はたまた、初恋の女とのデート模様を話し、やげて、初恋の女が住んでいる小樽に行きたいと、トムに告げる……。
幼少から戦火の中で育ったサラ。笑いを見せない物静かなこの女性が世界有数のエリート軍人としての道を歩き出す。輝かしい軍歴を誇りながら、いつかは血なまぐさい傭兵屋からの脱却を望んでいた。そんな中、南欧の島国「フォイオン」で新しいエネルギー鉱石3Xが発見され、世界の資本主義が一変するニュースが起きた。フランス外人部隊での上官から、フォイオンの若き国王アンドレを護衛するという新しいMissionを依頼される。しかしその任務は、驚くべきことに国王の婚約者を演じなければならないものだった。ボディガードと婚約者、2つの仮面をかぶる羽目になったサラ。新しいエネルギー資源をめぐって、黒い陰謀がフォイオンに襲いかかる中、事態は徐々に深刻になっていく…。フォイオン王家の暗い過去、アンドレのまっすぐな愛、3Xをめぐる熾烈な外交とセレブリセレブリティの嫉妬・・・。愛を知らない元傭兵屋サラの心は・・・。
藁芳野詩集。 人生は辛いけれど、希望もある。 三十年、なんとか生き抜いてきた作者が、 自分なりの前向きさ加減を綴った詩集です。 三十なんてまだまだ若いよという意見もありますが、 三十代のひよっこがそれなりに見つけた「光」ってのもありますからね。
関ジャニ∞の楽曲、「蒼写真」を題材にした物語を書いてみました。 錦戸君、横山君、村上君が出てきます。物語ほ完全フィクションなので御了承ください。
真冬に熱く燃える氷雪運動会も終了。皆から隠れて見物していたあづみだったが、突然視線を感じて…。このシリーズ最終話。