紗織は、夫と別れて一人娘の陽菜と暮らしている。同じアパートの隣の棟に住んでいる、鮎川瑞穂が幸せそうなのが、気に入らない。 瑞穂が子育て上手なので、毎日の積み重ねが、行く末の幸せの格差となって広がっていくように感じてしまう。高校まで同級生だった美加子も幸せそうだ。地方公務員の夫を持ち、悠々自適の生活を送っている。紗織は、瑞穂を嫉妬しながらも、どこか憧れを抱いている。幸せに見えた瑞穂が後妻だったことが分かる。 紗織は、不倫の果てに、離婚をした。良妻賢母を絵にかいたような、瑞穂に嫉妬しながらも、どこか憧れを抱いている。幸せそうな瑞穂が、実は後妻で、苦労の果てに、夫と離婚をする。紗織は、瑞穂の夫と愛し合う。
僕とトモダチの果てしない話の二次創作です。 作者より承諾を得て掲載しています。 原作HPはhttp://sasthewebextra.web.fc2.com/youandi/
前から気になっていた、あんま・マッサージいたしますの張り紙。 腰痛が悪化した主人公が思い切ってそのアパートのドアをノックした。 そこで不思議なマッサージに出くわした。 でも、でも・・・・・。
ゲイ小説。5つの恋に関する短編集です。 ①名前も知らないある男との毎朝の出会い。 ②ある乱交サークルでの出会いが、退廃的に生きる男にもたらすものとは? ③周囲から羨望の眼差しで見つめられているモテ筋男の胸の内とは? ④料理人の見習いとして小料理屋に入店した19歳。小料理屋で出会ったのは師匠でもあり、父代わりでもある無口な男だった。 ⑤弓道部の後輩に恋心を抱くある男。離婚して離れ離れで暮らす親父もゲイだと分かり会いに行く。
靴 私(自分の体から逃げ出した心)が記憶喪失になって、さ迷い歩いている。私を心配する人、私を助けようとする人、私を説得しようとする人、私を捕まえようとする人、私を治そうとする人、私を慰めようとする人、が次々と現れ、ビルの屋上へと誘導する。ビルの屋上には、君(放心状態のまま突っ立っている私の体)が私を待っている。私は再び君と出会い、君の瞳の中に吸い込まれてしまう。私は君の中で、君を観察している。