受け取ってくれ
受け取ってくれ、
冬の日々を、憶えることができないのに、一筋の唯一で、包まれた、日差しを届けて、身代わりのように、守ってくれた、あの時に戻れるなら、何度だって選びたくて、たとえこの完結を知りえても、それは閉じていった、すべてこの生の帰着のように、まるで、別の惑星の詩であったように。
受け取ってくれ、
おまえは、もうここで永久になったのか、弱い魂に、慈愛を注ぐ、すべての岐路になったのだろうか、どうか、知らせてくれ、生きうる限りを、この荒地で刻むのだから、祈らずとも信じる、残した告白を、陽の下の雨を浴びるように、たった一つ信じられた、この惑星の鼓動であったように。
受け取ってくれ
ヴェロニク・サンソンというフランス人の「アムルース」という歌に着想している。
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