止まない動悸のように

柊葉

止まない動悸を数えてみる
一つ、二つ、三つ、四つ
まるで孤独を嫌う小さな寂しがり屋が
終焉に抗い羽を震わすような

苦しさに呼吸を忘れるほどの
激しい動悸が胸で高鳴る
忘れられることを恐れた小さな命が
暗闇の中で必死に呻いているように

僕は死んでしまうのだろうか
心臓の大きな鼓動を耳にしながら
頭を両手で抱える夜もある

僕は誰も彼もに忘れられないように
激しい動悸が僕に居場所を訴えるように
狭い机の上に顔を沈めて泣き続けていた

止まない動悸のように

止まない動悸のように

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-10-22

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