今と未来の私

やっと始まった。花火大会。
やっぱ花火に近いと音が大きい、けどこんな大きい音でスマホ見てる隆太(りゅうた)
そっちから誘っておいてなんでスマホ見る?
はぁ~大きい溜め息しても全然こっち見ない
そんなにスマホ大事?
「ねー花火見ないの」聞くと
「うん」頷いて
「もう飽きたから」返された
私はそのセリフ聞いてイライラが最高まで上がって。つい言ってしまった。
「じゃずっとここに居れば私よりそっちがいいでしょ?じゃあね」
花火の音より大きい声で言ったら
やっとこっち向いて
「わかったスマホやめるから夏ここに居てくれて」彼は言ったけど
イライラで完全に無視して返事もしないけど
帰るのはやめた。それから次に花火に写真撮って
今度は自慢を始めた。
「なぁー怒らんでこっち向いて花火見よう?」優しい声で
私に言ってきた。なんでこいつと付き合っているのか
最初のデートが花火行けない?今おもったけど
夏休みだから暇もあるけど。まぁいいけど
まだ花火の音するときに私は彼氏に
「もう帰りたい」と言ってけど
えーみたいな顔されて帰れない。私も彼の真似してスマホにイヤホンつけて
完全に音と切断した、これで花火も彼の声も聞こえない
けど寂しいのはなぜ?思ったけど慣れれば思わなくなるかな
たまにスマホ見ないで彼見るけど花火の写真撮ってなんか楽しん出る
なんか嫌。こんな砂のところでずっといるのかな。砂が靴に入らないかな
全然暗いし見えないし。もう~嫌になってきた
もう1度、彼に
「もう帰りたい。」言った
嫌な顔されたけど、しょうがないから顔もされた
少し付き合うとこんなところまで見えて来るのか今実感した。
まだここに居たいの、空気出してるけど
1人で帰ろうかな・・・・・・
彼にトイレ行くと言って
花火が鳴ってる時に言って私は離れた。
もちろんこれは嘘、まだこの時間なら電車混まないと思うから
トイレに向かわないでそのまま駅に向かった。それから15分後
駅についた、まだ私が居なくなったこと気づかない彼氏
どこまで鈍感なのか。普通なら少し遅いと電話くらい掛けてもおかしくないのに全然来ない
んー花火そんなに大事?あっちから連絡するまで無視しょうかな。今思った
上のスピーカーから
「まもなく○○行きが到着します。」聞いてスマホを左手のバックに入れた
それからほんとうにすぐ電車来て本当に人が少ないから少しだけ安心して余裕で席に座った
ドアが閉まって少し横に揺れて動いた。
時々、ガタガタ音鳴って降りる駅に向かった

あれ?見覚えない天井、カーテン、布団。左腕には点滴・・・・思い出せない
ほんとうに。ここたぶんだけど病院だよね?
周りに言いたいけど人が居ない。たしか彼氏と別れて電車待っていたと思うけど
あ。母親がきた
「なつ大丈夫?」母親に言われた。
声出したいけど上手く出せない、口は開くけど声が出ない
大丈夫まだ寝てていいから寝なさいと母親に言われた。
私もそれ分かってるけど今目覚ましたばかりだから寝れない
それも言いたいけど言えない。
でも母親言われたから目を閉じた
それからどのくらい寝たのか分からないけどまた天井が変わった。
まだ病院?また知らないうちに体に色々とついてる
んー思い出せない動きたいけど動かない。え!?
周りはまだ暗いから夜は分かるけど最初に目を覚めた時。
違う、朝になってから母親に聞こう。それから私は目を閉じて
寝た。次の朝、目を開けると母親がこっち見てる
どうしたの見たいな顔するから

「どうしたの」やっと声出して母親に聞いた
母親
「あれから1週間も寝てたのよ」
え!?びっくりしたけど。待って私そんなに悪いの?
反対見ると彼氏の隆太いる!
母親
「りゅうたくんも来てるわよ」
りゅうた
「大丈夫か?」
いつも優しい言葉とかくれないはずの隆太が
少し変わったことになんか嬉しい。

「ありがとう」言ってそれから医者の先生が来て
夏さんこれ分かる?
色々質問されて。分かると答えると
私についてた物がどんどん外されていく
ベットの背中に段々。音と同時に起きて行く
動きが止まると
母親から
「なにか飲みたいものとかある?なにか買ってくるけど」
突然言われて
少し考えたけど浮かばないから

「なんでもいい」言って
母親は病室から出ていた
気をつかったのか彼氏と私だけになった
りゅうた
「お前も色々心配させるよな」少し嫌味に聞こえた

「私だって駅から記憶ないだから」返した
それから無言のまま
母親が戻ってきた。
母親の手にはオレンジジュースが見えた
あ。私が好きなやつじゃん

自分でオレンジジュースを開けて飲みながら母親の話・・・・・聞いた。
母親
「貴方が駅で倒れてから色々大変だったからりゅうたくん心配かけて」

「それで」半分分かっているけど全然覚えてないからどうしょうもない(笑)
それから散々母親の愚痴みたいに永遠に聞かされて。この部屋時計とかないから
1時間?2時間?くらいの感覚で感じた。このまま永遠に終わらないと思ったくらい
母親もそんなに溜めていたの?
私がただ聞いてるだけだから永遠に話が終わらない。でもたまに
母親
「聞いてる?夏、あなたの話今してるのよ?」
軽く頷いたそれからまた話続いて
隆太もりゅうたでずっと母親の話聞いてる。止めていいのに
なんで止めない?はぁ
母親の愚痴をずっと聞いてる私。

「ねーそんな話ここでしないではずかしいじゃん」言ったけど
母親
「こんなときじゃあなた聞かないでしょ」怒られた
それから30分も1人で話してやっと終わった。
ふと。時計見ると面会時間が終わる
やっと静かになって1人になれる(笑)
母親
「今日はゆっくり寝なさいよ」
ほんとうに最後までうるさい母親

「わかったから早く行って!!」
病室のドアが閉まった。本当に1人なった
音するのは機械だけ・・・・なんでまだつけるのかな
少し疑問あるけど、どうせ説明されても分からない
いつまでいるのかなぁ早く帰りたい
朝まで我慢すれば変えられるかな・・・・明日先生に聞いて見よう
あ。
LINEいっぱい来てる・・・・返事返さないとやばい
特に玲(れい)
8月1日
「ねぇどうしたの最近学校来ないけど」
8月14」
「本当にどうしたの」
昨日
「無視するの??ねー」
だんだん怒ったコメントきた

「ごめん今起きて今病院にいる」返した。するとすぐ返事返ってきて

「まじ!!大丈夫なの?どこの病院?行くから教えて」

「いや大丈夫から来なくていいよ笑」

「わかった」なんかあっさり諦めた。こんな時は絶対、裏で動いてる
はぁーれいがここに来るどうしょう早く退院したい。
今頃、隆太なにか言ってる絶対!
LINE交換してるのかなーなんか嫉妬してきた。

「ねー玲とLINE交換してないよね?」送った
隆太
「してない」俺は彼女(夏に嘘言ってしまった)
本当はあれから

「ねー夏どこの病院いるの教えて!」
同じことを何件も来てる内容は全部一緒
本当は知ってるけど、今教えると絶対俺から行ったことバレるから
なんか気まずい。
あ。また来た

「なんで教えてくれないの」
俺はどう言えばいいのか。分からないから
LINE見るのやめた・・・・・俺はスマホの電源切って寝ることにした。
あぁー今ごろ隆太
寝てるのかな・・・・さっきまでそこに居たのになんか寂しい
電話したけど看護師さん見つかると親に言われそうだから出来ないし
今はLINEで精一杯
隆太
「明日お見舞い行くからゆっくり寝ろよ。おやすみ」
会いたいと思っていたら
隆太からLINEきた。

「わかったよ寝るわ」返した
好きとか最近言ってくれない・・・・なんで?
はぁ
次の日LINEにメッセージ来てるから開いてみると
「だいすきだよ夏」
こんな不意打ちは絶対ダメ!思ったけど
やっぱ嬉しい~
けど見ただけで返事は返さない(笑)
少しだけ意地悪してあとで返そうかな
りゅうたはすぐ返さなくても
玲はすぐ返さないと鬼電するからやばい
隆太以外まだLINE来てないから安心した
あ。
噂すれば(笑)
「おはよう♪」
いつものご機嫌な玲のおはようLINE

「おはよう!」
「今日はご機嫌だね」返すと

「えへへ笑」
この言葉でわかった。もうこのあと自慢が始まるからもう聞かない
いつもの惚気が始まるから(笑)

「聞きたい?」

「いいえ」

「えーなんで聞いてくれないの」
しつこい玲が始まった。

「はいはいじゃ聞くよ」しょうがなく話を聞いた

「やっぱ秘密~」言われて

「そこまで言って酷い」

「ごめんー」軽く謝れた
やっぱりいつもと全然変わらない玲

「あっそう」軽く流した

「私。彼氏できた!」
え!びっくりしてすぐ

「前の彼氏は?」気になって聞いた

「前??あ~一昨日別れた」
夏 
「は?」言葉も一瞬止まった
昔から玲の性格には疲れさせられた、今度は長く続くと思ったけど
こんな早く分かれるとは予想もしてなかった、聞いていいのか分からないけど
一応。別れた理由を聞いた

「なんで?」

「え?飽きたから」やっぱりそれくらいの理由か

「それで今彼氏はどこかいいの」

「全部!!ただそれだけ」
LINEじゃ話ならないから
私から電話掛けた・・・・出ない
誰かと通話してる。誰?
ん?今の彼氏か
また戻ってLINEで
「あとでいいから電話してね」送って
LINE閉じた。
凄く気になるけど全然出ない

今と未来の私

今と未来の私

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-08-07

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