時代は江戸。 腐敗したとある藩の支配する街で、藩の役人が殺されるという事件が多発していた。 闇夜でおともなく忍び寄る影。 それは、桜華ひとつの姿だった…、
強く人々を守ろうとするが故に、不器用で無愛想になってしまう王子に、優しさや思いやり、愛がなければ消えてしまう精霊の姫。王子の様々な近しい人々の知られざる過去や、自身の歩む道への葛藤・・・時には全ての責任を投げ出したい苦しみを味わうけれど、いらいらしながらも、そばで懸命に尽くす精霊姫に、少しずつ心を癒され惹かれていく。乗り越えても乗り越えても立ち塞がる困難に二人は立ち向かい・・・
1970年から1973年。ヨーロッパ放浪の旅。 憶えてますか貴女(あなた)との出会い。 鮮明にあのころがよみがえります。 長編小説「デュッセルドルフの針金師たち」の 資料メモ日記です。
文芸とは、文学と芸術の意味である。 よって、文芸部とはなにも文学に関する活動だけを行う訳ではない。 絵画や音楽など。およそ芸術と呼べるすべてのものに関する活動であれば、何をやってもいい部活なのだ。 (文芸部紹介文より一部抜粋)
どちらか選ぶ機会を与えてもいいと、その白い少女は言った――。 この世界は無数の歯車の集合体である。歯車一つのあるなしで、その“ずれ”は過去と未来へ向かって波及する――気がつくと“わたし”は一面を歯車で埋め尽くす場所にいて、その場所の管理者を名乗る少女にそう聞かされた。外れた歯車を拾った彼女は、それを元の場所に戻すかどうかについて、“わたし”の意見を聞きたがっているようだった。 歯車を戻せば、“わたし”には歩ける足があって、死別した妹のいる過去がある。歯車をはずせば妹は生まれてすらこない。代わりにいるのはやさしい弟とかわいい姪――わたしはどちらを選ぶべきだったのだろう。
新たな姿を持った魍魎を倒した真白だったが、今後の戦いに対する戸惑いはあった。一方、真白から知らせを受けた怜は、荒太を家に泊める準備を整えるべく、外に出る。彼がそこで遭遇したものは―――――――――。
年の差20歳という高校生が、本気で好きになった相手がいとこの奥さんだった。 仲よくするうちに芽生えた愛。 高校生ながらも、大人の男にみえる行動や態度が、いとこの奥さんには、新鮮に思えた。 高校生が奥さんの気持に気がついているのか、 奥さんもまた高校生の本気にきがついているのか! チャプター18の途中で奥さんの目線で話が始まります。 それまでは、翼君目線で進みます!
中世西洋風の架空の小国。第二王女ロゥデリュシカの乱心により、父王が殺された。悲嘆に暮れる第一王女イルェシュニアは即刻妹を処刑せんとするが、自らのそば仕えの騎士セリヴによって制される。何よりも対外情勢を憂えていた父王のために、ロゥデリュシカは隣国皇太子と婚約を交わした身であった。次期女王の判断として、イルェシュニアは刃を収め、冷静に騒ぎを収めるべく隣国との再交渉にも臨んでいく。しかし一方で、妹を殺させなかったセリヴと妹がかつて恋仲であった事実が、イルェシュニアの心を確実に波立たせていく。そんなある日、隣国王室から届けられた“翡翠の仮面”と一通の“国書”。その“国書”に記された隣国の要求とその含意に、イルェシュニアは戦慄を覚えるのだった…。