墓参りに行って会ったおばあさんは本当にいた筈だが、それを見ていた別のおばさんは厳しい顔をして、後日、おばあさんの親族に注意したらしい もしかして、自分の愚痴が、死んだおばあさんを呼び寄せて愚痴を語らせて外面のいい自分を利用したのかと思うと情けないとも言える 自分たちが住んでる家だけでなく、親族が死んでる墓もきれいにしておくほうがいいというお話し
ある暑い夏の日、町を歩くうちに私はあるものに気づき足を止めた。板塀には歪に丸い節穴が開いていた。 私はその穴を覗きたい衝動に駆られる。そして私は何を見るのだろう。