Today to Today

近すぎるくらいに近い
そんな距離だから嫌いだ
どうして僕らはこれほどに
無垢で無防備なのか
それ故弱く強い
一体何を持っていると言うのだろう
その身体に
その心に

僕がいる世界は
みんなのいる世界なのか
透明の壁に遮られて
誰の声も聞こえない
空を飛んでいるような
センチメンタル
目を瞑って
何も聞こえない

今していることが何か
意味のないことのように思えて
それはあながち間違いではなくて
そもそも意味のあることなんて
産まれてから一度もなかったと
今さら気づいた僕は
いつになれば死ねるだろうかと
楽になりたいがため
幸せになりたいがため
ただそれだけのため
今日も夢を見て
思考をしていたらしい

Today to Today

ありがとうございました。

Today to Today

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-02-15

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