自粛もあってしばらく仕事に特化していたんで、美味いものが食いたくなって書きました。 季節の和食の素晴らしさや、昔堅気の亭主の人柄…。世の中のマナーにもちょっぴり触れておきました。
実の父に身体を売る姉と、実の母に「バケモノ」と呼ばれ監禁される弟。私たち家族は、壊れていた。――よるはひとりでいなきゃいけないの。かみさまがくるから。
国立大学の医学研究所に一通の申立書が届いた。それは産婦人科村上研究室にて人道から外れた実験をしているという密告書だった。――村上室長は天使を創ろうとしている。村上室長を止められるのは私しか、裁けるのは私しかいない。私は村上室長のことを愛しているから……。
緑の香りというものがこんなに芳しいのだとシャルと呼ばれた少年、愛実は知った 部屋の窓を開け放つと麗らかな陽気に照らされた庭の草木が輝いている
なんでも、いくらでも、願いを叶えてくれる神様が目の前に現れたら、あなたはどうしますか? 会社帰りのくたびれた青年は、そんな突然の非現実に驚きつつも、恐る恐る神様との「対話」を始めます。 一話完結、『神様』シリーズの第一作目、「対話」です。