50階建ての屋上からだと、人もロボットも、意識の無い機械も区別が付かない。ある人にとって、そういう場所が不安から逃れられるような唯一の場所となった、少しだけ未来のお話。
2016年3月21日J.GARDEN40にて頒布予定。連作幻想小説の第一話。こちらは本文サンプルになります。
自分の飼い主に特別な感情を抱きながら、パリの街で暮らす3匹の猫。1歳の誕生日と半年が過ぎたある満月の夜、3匹は不思議なかたちで出逢い、永遠の夜を過ごす。
物語作家七夕ハル。 略歴:地獄一丁目小学校卒業。爆裂男塾中学校卒業。シーザー高校卒業。アルハンブラ大学卒業。 受賞歴:第1億2千万回虻ちゃん文学賞準入選。第1回バルタザール物語賞大賞。 初代新世界文章協会会長。 世界を哲学する。私の世界はどれほど傷つこうとも、大樹となるだろう。ユグドラシルに似ている。黄昏に全て燃え尽くされようとも、私は進み続ける。かつての物語作家のように。私の考えは、やがて闇に至る。それでも、光は天から降ってくるだろう。 twitter:tanabataharu4 ホームページ「物語作家七夕ハル 救いの物語」 URL:http://tanabataharu.net/wp/