希望と倦怠。協調性と競争意識。友情と嫉妬。背伸びと憧憬。恋愛感情と獣欲。 矛盾する思考がぶつかり交錯して歳月を経てやがて結合して溶解すると大河を形作り、渓流をときとして激流を進みながら人生の意義と向き合う。 その起点となる高校2年生の冬。目立たないグループの6人の男子生徒が、2泊3日の修学旅行の2日目、課外授業のスキー場を抜け出した。枠にはめられた行楽ではなく、お互いとにかく楽しいことをやったほうが勝ち、と下山する組、スキー場コース外の雪山登山をする組と2つのグループにわかれて脱走する。 青春のターニングポイントと言える修学旅行で不良でもない彼らの大胆な行動は何を生み、何を変えるのか?
呑気な大学生、佐々倉日向は、バイト帰りにふとした気まぐれで、遠回りをして帰宅することにした。 その気まぐれが、彼の日常を大きく狂わせることになるとも知らずに。 エセSF(science fiction、もしくは、すごいファンタジー)を基軸に、ほんのりラブ、ついでにアクション、時々グロテスク要素があります。 注1)多大に、奈須きのこ氏の影響を受けてます。 注2)更新頻度は遅めです…が、必ず完結させます。
ある地方に存在する、目立たない中堅の大学『竜ヶ丘(たつがおか)大学』。大した事件など起きることのない平和な土地の、この大学内で小さな探偵サークルがあった。 「ドラゴン探偵団」 メンバーは4人。全員3年生。男子2人、女子2人。 いつか大事件が起きる!そしてそれを自分たちが解決する!そんな儚い夢を見ながら平和な日々を過ごしているメンバー達の、日常を垣間見る。