旅行一日目が終わった要と彩は、 完全に「断絶された世界」に入ってしまう。 そこは、空想が空想の中で具現化しやすい、 脱出不可能という状況。 要は、疑心暗鬼へと陥っていく。
1つの世界に囚われると、 全てを見失ってしまい、 やがて、 自分以外の全てが壊れだすように見える。 本当は、自分だっていうのに。
どうして来てくれなかったの? 私はずっと待ってたのに。 ………何かいってよ。 …ねぇ、そんなに痛いの?
閉鎖された空間。 そこは、世界が断絶されている。 ここは、世界が断絶された場所。 世界には、必ず何かが支配している。 例えば、神。 神は僕達の運命を司っている。 この世界の支配者は……誰だ!!?
ラジオも有線ラジオも切れた。 テレビはつかない。 外は吹雪で出られない。 これは、その空間に新しい「世界」が生まれたことになります。 関係のない人達の目がない世界で起こる惨劇を、 外の世界は感知出来ません。 この世界では、何があってもおかしくないのです。
狂ってるやつは、 自分が狂ってるって気がつかないんだよ。 僕は狂ってるって言った人は、狂ってないよ。 狂ってるって知ってるじゃない。
隠し事なんてしてないよね? ………………信じてるから。 隠し事なんてされないよね? ………………信じてるから。 隠し事なんて出来ないよね? ……………ずっと後ろにいたから。
こんな小説見たことない! 過去に人を殺した少年少女が奏でるは、 ラブ&コメディ? サスペンス? どっちもでしょ! 不協和音 始まり始まり……。
僕、いやの僕たちの人生は適当に日々を生きていたからこそ変わったのかもしれない。 そしてこれはその「はじまりのものがたり」