赤吹雪~伊吹山編 5章~

赤吹雪~伊吹山編 5章~

皆さん「ダメだ…見つからねぇ…!」

YURiE「…………( ; ゜Д゜)………」


2月15日(火)午後7時25分

「皆様、オリエンテーション10分前です。参加者は一階、談話室にお集まり下さい。」

店長が放送で談話室に皆を集めている。
鮮花達は来ると言っていたし、
彩は僕が引きずって行くことになる
だろうが、他の奴等は特に確認していないし、「半沢にゃおき」の話題に夢中だったから、聞いていないかもしれない。

談話室に戻ると、椅子がいくつか置かれていた。

ここのホテルは一つの部屋につき二人までの利用が可能で、このホテルには13コの部屋があることから
最高で26人まで泊まれることになる
ちなみに僕の部屋は2番で、彩と一緒になっている。

オリエンテーションは午後7時30分からと聞いていたから、この時間に行くのが望ましいだろう。

「さて、行こうか。」

「ヘッ!?どこに?」
何そのリアクション。

「今の放送聞いてなかった?
一階の談話室でオリエンテーションを
するって放送。」

「でも…行くの面倒だし…」

「ここの部屋は談話室の前だ。」
決まったか!?

「はぁ……わかった。行けばいいんだろ?」
勝った。

やっぱり彩を引きずる形になったが、
少しでも彩の人間不信を直せないだろうか。

実は、オリエンテーションに連れてきたのはこのためでもある。
彩は極度の人間不信のために、社会に溶け込めなくなってしまうのは、
自分が何故か嫌だった。
「関係ない」と言われても、
自分は放っておけなかったのだろう。

談話室には、すでに何人かの人が来ていた。
一応隣の人から声をかけて行くことにした。

「こんばんは。僕は黒崎 要といいます。
今日はどちらから来たんですか?」

相手は少し戸惑っていたが、直感的に
危険ではない人だと判断したのか、急に笑顔になった。

「こんばんは。僕は浅野良太といいます。浅い野原に、良い太ると書いて良太です。
こっちが妹の粧裕です。
今日は東京から来ました。」

「よろしくお願いします
こちらは彩と言います。」

「よろしくお願いします。彩さん。
部屋番号は何番ですか?」

こんな調子で話ができてとても良かった。彩は僕が話している間ずっと粧裕さんと話していた。
これで少しは人間不信が直るといいんだけど。

そんなことを話している内に、次々と人が集まってきた。

赤吹雪~伊吹山編 5章~

超ハイペース。
俺の親指が悲鳴を上げていますね。
スマホなのに腱鞘炎になりそうです。

さて、オリエンテーションに今から入りますが、
オリエンテーションでは様々なキャラクターが登場
するため、「うはwこんがらがってキターッw」と
なりやすくなります。

なので、資料を配付することになります。
ぶっちゃけ、この資料がないと物語は分からないかもしれません

では、また会いましょう。
Thank you for reading!

赤吹雪~伊吹山編 5章~

あの時、皆を調べれば良かった。

  • 小説
  • 掌編
  • サスペンス
  • ミステリー
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-08-08

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