赤吹雪~伊吹山編 1章~

赤吹雪~伊吹山編 1章~

皆さん「早っ!」
「もしかしてコピペ!?」

YURiE「そんな訳ねぇだろぉおお!!!!」

2月15日(火)午前8時20分

ひとまずここの100円ロッカーに荷物を預けてから、ゲレンデに向かうことになる。

念のため、服の確認をしてから向かうが、彩は着物だけど寒くないのか?
みんなスキーウェアなんだけど。

鮮花の友達グループはスキーとそりをレンタルしていた。僕はスノーボードにしてみた。 個人的に面白そうだったからだ。

さて、彩は…なぜか雪玉作成器を手に持っていた。他2人はスキーみたいだ。

今から11時45分までは自由時間。

ここのスキー場は山頂にあり、どこの方向からでも降りることができる。

しかし、ある程度降りると土地の関係か、森に入ってしまう。

そして、くぬぎ屋は山の南側にあり、その近くにリフトがある。
リフトは一つで、南から山頂まで。

順路は西ルートと東ルートに別れており、東ルートは森林が多く、スキーには少々危険だが、坂があまりない。
西ルートは森林も少なく、坂もそこまで急ではない。…くぬぎ屋の店長の話によると、リフトウェイの下にも道があるらしい。

僕はあまり人のいない東ルートを選択した。鮮花達は西ルートでそりとスキーを交代しながらやっているらしい
彩は……後ろから僕に雪だまをぶつけるのがなかなか良いらしい。

11時30分になり、僕は1番乗りで くぬぎ屋についた。その次は僕に雪だまをぶつけまくっていた彩。
背中に霜焼けとは別の痛みがあるんだけど!?

後の人は50分にやって来た。

「遅かったけど、何かあったの?」

「手袋を拾っててちょいと遅れた。何か重なるように落ちてたよ。」
確かに鮮花の手には少し大きめな手袋が握りしめられていた。

「まあいいや。とりあえず中に入ろう。」
桐野がそんなことを言ったので、ひとまず中に入ることにした。

ここのホテルは正直ホテルとは言いづらい。木造の2階建てで、温泉が沸いており、旅館に限りなく近かった。
…まあ店長がホテルと言うならホテルなのだろう。
このホテルの隣は……ラジオ局かな?
大きなアンテナが雪を被っていて、あまり目立たない。

カラカラーンと軽快なベルの音が鳴ると、
「お疲れ様でした。」と店長が顔を出して来た。

「最初にチェックインを済ませ、それから食堂へと移動して下さい。」

「あの、その前にロッカーから荷物をもらって来て良いですか?」
桐野がそんなことを言った。
…すっかり忘れていた。

「ええ、構いませんよ。」
そりゃ良かった。

全員がロッカーから荷物をもらって来てから、鮮花が、

「すみません。手袋を拾ったのですが…」と言った。

「ほほぅ…名前がありませんね…
まあ良いか。では明日、落とし物を取りに来て下さいというアナウンスを
放送します。」

「ありがとうございます。」
……その後、僕達は昼食をとりに行った。

「そういえば、あの手袋に本当に名前は書いてなかったの?」
鮮花に尋ねる。

「あ~そういえば見てないなあ~。
まぁ、店長が言ってたし無いんじゃない?」

「まぁ、それもそうか。」

赤吹雪~伊吹山編 1章~

早速二話を投稿してみました。

僕は
「文字が多すぎw読む気失せるわw」
っていう人なので、長すぎず、短か過ぎず。
そんな感じでやってます。
一気に読みたい人はゴメンね☆

さて、やっと手袋が登場しました。
この物語での手袋は、ある意味キーアイテムと言えるでしょう。
登場人物も少しず出揃ってきました。

ついに、3話で本編が始まると言っても過言ではありません!

では、また会いましょう。
Thank you for reading!

赤吹雪~伊吹山編 1章~

序章の続きとなります。 気になる方は序章からお読みになることをおすすめしますが、 分かる人は分かっちゃうかもしれません。 そんな物語書いてます。

  • 小説
  • 掌編
  • サスペンス
  • ミステリー
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-08-07

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