多くの出会いと別れ、綺麗事ばかりでない経験もしながら、 さらに深く文芸のある人生と向き合う青春グラフィティ。 *2020年10月から連載中の作品です。現在第二十三章まで。次回は2024年5月頃公開予定です。
【詩集】 1 アネモネとネモフィラ 2 青薔薇 3 シモーヌ・ヴェイユの墓 4 弱さの気品 5 ぼくが生れてこなかったら 6 ぼくが死んだら 7 俟ちびと 8 シレーヌの花嫁 9 真紅 10 死の月
【エミリ・ディキンソン詩集・拙訳:青津亮】 1 [I’m Nobody! Who are you...] 2 [A word is dead...] 3 [That Such have died enable Us...] 4 [Safe in their Alabaster Chambers] 5 [To fight aloud,is very brave...] 6 [I died for Beauty - but was scarce...] 7 [The Heart has many Doors...]
過去に負った心の傷のせいで、精神的ストレスから声を失ってしまった姫奈乃(ひなの)。 姫奈乃には、リストカットの経験もあった。 そんな姫奈乃はある日、自転車をよけようとして転び、足をくじいてしまうが、大人びた男性に助けられる。 それは5年前、図書館で出会った青年、煌輝だった。 一方の煌輝も、姫奈乃がその時の少女だと気づく。 お互いに同じ学校で、司法書士を目指していることを知った2人は、友達として仲良くなっていくが、次第にお互いに好きになり、相手のことを意識するようになる。 声が出せないことを引け目に感じ、次第に煌輝のことを遠ざけてしまう姫奈乃だったが、ついに煌輝に告白されてしまい…。 そんな2人の恋の行く末とは…。 そして、姫奈乃は失った声を取り戻すことができるのか…。
嗚呼、きっとその愛とは運命愛のことなのでしょう。どんな運命だろうとて、自分の人生を愛することが必要なのですね。そして、大切な人がその人生の中で現れようとも、その人は他者。僕ではない。僕は僕しか愛せない。そういう愛だったのでしょうか。そういう独りよがりな愛だからでしょうか。 僕の人生は、何故あの冬の日に終わらなかったのですか。続いてしまったのですか。あの冬の日の僕は真理を悟って、涅槃にも終末にも、永遠なる愛に満たされていたではありませんか。嗚呼、忘我の日、あの日に全て終わっていたんですよ。すべての生命の開始も、全ての命の終わりも、もう全てなのです。あの冬の日こそ、永遠神話。神のみぞ知る秘儀。
あらゆる常識を無視する正宗との戦闘を続けるフィリウスとエリン。 魔眼を解放して全力となった正宗の強さを前に、二人はある賭けに出て―― 同じ頃、そんな十二騎士とS級犯罪者の激闘を眺める者がいて――