死にたいと言えば気持ちいいが、そこからわたしは生み出したい。死の先に、虚空の先にあるもの、ないものを探し求めて。
レゾンデートルのために創作しています。もしもわたしに創作がなかったとしたら、わたしはとっくの昔に阿佐ヶ谷のボロアパートで自殺していたか、あるいは、天空の楽園に咲く白い花々に包まれながら、阿寒の地にて世界で一番美しい死を迎えていたことでしょう。
終末の色を求め777人の若い女性を殺した猟奇殺人鬼が最後に描いた絵Number777『ラカン・フリーズ』
神の生まれた意味は何だ。神には親がいるのか。いいや、神は唯一物。絶対存在。だから神は自身のレゾンデートルを知ることはない。だから代わりに僕が探すよ。
刹那に永遠が内在するなら、あの冬の日にもう物語は終わっていたんだ。 ここに涅槃文学を記す。最期の言葉が、始まりの色香が、誰にも解らない答えへと繋がる。
人生の果てにある景色を。 輪廻の終わりに見張る景色を。 その景色を最も素晴らしい心根で見ようではないか。
阿寒の地に咲くとされるフロストフラワー。僕は君の果てたその地にて死にたいのだ。僕は死に場所を探していた。ずっとね。
花が送る葬送は、鳥のさえずりに祝福されて遠くアユタヤの地にて水辺の睡蓮になる。鳥は風に乗って、世界を渡る。渡り鳥よ、どうかこの壁を越えてあの子のもとへ。一番愛したあの子のもとへ。