おれはサプリメントのセールスマン。 化学者の相棒とコンビを組んで会社をやっている。 今回の客の注文はいわゆる媚薬であった。
「おまえ、変わってるな」なんてことをよく聞きますが、これは自分の価値観や常識感というんですか――それと相手の考えや行動に大きなズレがある場合にいうセリフですね。 例えばゲテモノの類は一切食べない、それが常識と考える男がいたとします。 その男からすれば、一日一回カメレオンを食べる男は「変わってる」となります。 逆に、一日一回カメレオン食べるのが普通である、常識である――日本にはいないと思いますが、どこかの国にはそういう文化の国があるかもしれません――と考える男からすれば食べない男は「変わってる」となります。 みなさんも誰かに対して「変わってるな」なんて思った場合、相手からも「変わってるな」と思われてる場合もある、ということです。
人間以外のある者達と会話が出来る男をテーマに作った短編SF小説です。彼等との会話で男が行き着く先とは。是非、ご覧ください。
古い街に訪れた旅人は子供と子ヤギ、ロバの石像しか街の中に存在していない事に気づく。そして子供たちは不思議な歌を歌い続けている。 んたったー、んたったー、んたったー…
物語作家七夕ハル。 略歴:地獄一丁目小学校卒業。爆裂男塾中学校卒業。シーザー高校卒業。アルハンブラ大学卒業。 受賞歴:第1億2千万回虻ちゃん文学賞準入選。第1回バルタザール物語賞大賞。 初代新世界文章協会会長。 世界を哲学する。私の世界はどれほど傷つこうとも、大樹となるだろう。ユグドラシルに似ている。黄昏に全て燃え尽くされようとも、私は進み続ける。かつての物語作家のように。私の考えは、やがて闇に至る。それでも、光は天から降ってくるだろう。 twitter:tanabataharu4 ホームページ「物語作家七夕ハル 救いの物語」 URL:http://tanabataharu.net/wp/