背ばかりが高い書庫。中は薄暗く、天井ははるか上にあり、その目に見えることはない。 そこに七本脚の蜘蛛がいる。配属されてまだ二カ月の新人ではあるが、その働きぶりは快く感じた。
寝る段となり、伯母さんが「今夜はおばちゃんと寝ようね」と、仏間に布団を敷いていたのですが、その布団の敷き方に違和感を覚えました。足がお仏壇に向くように布団を敷いているのです。 お仏壇に足を向けて寝てはいけないことを知っていた僕は、伯母さんにそのことを言いましたが、伯母さんは何を気にするでもなく「いいのいいいの、大丈夫」というようなことを言うのです。伯母さんがそう言うなら僕が気にすることではないのだろうと思いながらも、何とは無しに不安を感じつつ、布団に入りました。
【第132回フリーワンライ】 使用お題:眠り姫の夢 ジャンル:オリジナル 備考:Twitterで開催しているフリーワンライに参加した際の作品です。ちょっと怖いかもしれないお話。十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない――有名な言葉ですね。 超備考:新作書いたらTwitterで告知してます。宜しければ。http://twitter.com/drawingwriting
いなくなってしまった飼い猫を探しに、夕刻の街を探し回る成瀬翔子。 目撃情報を頼りに辿り着いたのは、町外れにある開拓の手が入っていない未開の森。 茜色に染まる誰彼時の森で、翔子は一人の少女と出会う。 その子には一切の記憶がなく、どういうわけか死に装束を身にまとっていた。
とりあえず書き出しだけできたので上げます。ちょくちょく訂正追加しつつ次の話も上げていきます。今のところ女の子がいなくなっちゃっただけです。まずは10万文字かけるか心配です。できたらブログの方にコメントください。