霧野リノ

霧野リノ

どこかの猫好きです。

猫の出てくる小説とか書いてます。
優しい・切ない・ほんわかした話が好み。
基本的に遅筆で一次創作がメインです。

2022/6/18
『この夏風が、あの子のもとに届いたら』休止のお知らせ 更新

夜の森と少女と猫と。#1

夜の森と少女と猫と。#1

【#1 - Fairy tale of a girl in night forest - 】 大陸の遥か西方、常夜の森と呼ばれる一年中夜が明けない森がありました。 その森の奥深く、猫と一緒に一人きりで住んでいる女の子が一人。 他に家族もなく、他人との交流なんてもう数年単位でしていません。 そんな女の子がある日、森で傷だらけの青年が倒れているのを見つけてしまいます。 そのまま放っておくわけにもいかず、「怪我が治るまで」と自宅へ連れて帰る女の子でしたが……?

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夜の森と少女と猫と。#2

夜の森と少女と猫と。#2

【#2 - The world to be observed - 】 おとぎ話の時間は終わり、魔女と旅人はそれぞれの道を歩み始めます。 しかしどんなに遠く離れても、心の片隅にはいつだって相手の面影が焼き付いていました。 会いたい、会えない。救いたい、救われたくない。 想いは同じはずなのにかみ合わない気持ちはそのままに、ふたりの知らないところで数多くの変化が起きようとしています。 そんな中、森の外では重大な局面が訪れていました。 明らかになっていく世界の形。抑えきれず、無情にも変動していく時代。 その動きに感化されてか、滅びた歴史の末裔が新たな道を指し示そうと長い眠りから目覚めようとしていました。 けれど、彼女たちが求めるものはたった一つの未来だけ。 動き始めたいくつもの歯車は、不協和音を奏でながらどこに進んでいくのでしょうか。

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この夏風が、あの子のもとに届いたら。

この夏風が、あの子のもとに届いたら。

季節は夏真っ盛り。 学校も夏休みに入り、終業式の教室はにわかに活気付いていました。 そこかしこから海に行こう、山でキャンプしよう、一緒に夏祭りに行こうと楽しげな計画を話す声が飛び交っています。 そんな中、そそくさと下校の準備を済ませてひとり早足に帰路につく女生徒がひとり。 彼女を慌てて追いかける友だちがふたりいます。 夏休み、一緒にどこか遊びに行こうよと誘う友達にむけて、孤高な少女ははっきりとした意思をもって高らかに宣言するのです。 「私はおうちを出たくない」 一話完結型のほんわか日常系(のつもり)です。 【2022/6/18】 休止しました。理由については最後のページを確認お願いします。

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さくら日和のねこだまりにて

さくら日和のねこだまりにて

猫好きな中学生、牧野マキの最近の楽しみは桜満開のねこだまりに行くこと。 そこで出会った男の子は自分のことをミケと名乗り、本名をマキには教えてくれません。 けれどお互い猫好き同士、いつしか示し合わせたようにねこだまりの桜の下で会うことが習慣になっていました。 ある日のこと、マキは片耳が欠けたノラ猫を見つけます。 「ああ、その子はさくらねこだよ」 「さくらねこ?」 さくらねことは、TNR運動という活動で不妊手術を施されたノラ猫のことを言います。 その際にこの子は手術済みだという証として片耳を少し切り取られ、まだ不妊手術をされてないノラ猫たちと区別されます。 その切り取られた耳の形がさくらに似てることから、さくらねこと呼ばれているのです。 「人の都合で耳を切られるなんて、かわいそう」 そう何気なくぽつりと呟いたマキに、ミケが放った言葉は……

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遠い世界に願いを込めて。

遠い世界に願いを込めて。

いなくなってしまった飼い猫を探しに、夕刻の街を探し回る成瀬翔子。 目撃情報を頼りに辿り着いたのは、町外れにある開拓の手が入っていない未開の森。 茜色に染まる誰彼時の森で、翔子は一人の少女と出会う。 その子には一切の記憶がなく、どういうわけか死に装束を身にまとっていた。

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廻り廻る、季節の中で。

廻り廻る、季節の中で。

あるところに、動物の耳としっぽをもった人々が住んでいる国がありました。 この国では季節の女王と呼ばれる不思議な力を持った人々の力で四季が廻っています。 国民は女王さま達の与えてくれる季節の移ろいの中、みんな幸せに暮らしていました。 しかしある年のこと、いつまで経っても冬が終わりを告げません。 その理由は冬の女王さまがこの国の四季を司る「季節廻りの塔」から出てこないことでした。 多くの人達が冬の女王を塔から出そうとするも、いつまで経っても冬は終わりを迎えませんでした。 そんなある日、仔猫の少女チカは終わらない冬にいても立ってもいられず家を抜け出してしまいます。 目指すは冬の女王さまのいる季節廻りの塔です。 降りしきる大雪の中、誰もいない街でチカは見知らぬ女性と出会います。 その女性の正体は、実は……?

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白雪姫はりんごが嫌い!

白雪姫はりんごが嫌い!

キライな食べ物はありますか? 見るのも聞くのも嫌なくらい、食べたくないものはあるでしょうか。 好き嫌いしてはいけません、なんて言われて無理矢理食べてもあんまりおいしくありませんよね。 でも大人になるにつれて、いつの間にか嫌いなものでも食べられるようになってたりします。 これは嫌いなものは嫌いと言って譲らない、りんご嫌いな白雪姫のお話です。 小説家になろう冬の童話祭 2018投稿作品です。

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さらさらなおと

さらさらなおと

さらさらな音が大好きな旅をする猫と、迷子になってしまったちいさな女の子のお話しです。 小説家になろうユーザー企画 ひだまり童話館「さらさらな話」参加作品です。

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