【2012.2.22第3章公開】 就職活動中の大学4年生・国東勇往は、夏休みに当てのない一人旅へ発つが、人気のない海岸で所持金を使い果たす。炎天下で途方に暮れていたところを、海の家の店主・神谷剛雄に偶然助けられて、数日間寄食することになる。海水浴を楽しんでいたとき、砂浜に建つ慰霊碑を見つけた勇往は、剛雄から海岸の悲しい歴史を聞かされる。およそ50年前の夏、海水浴客で賑わっていた海岸は、地震による津波に襲われて多数の犠牲者を生じたのだった。その夜、寝つけなかった勇往が散歩に出てみると、砂浜に一人で佇む若い女性と出会う。昼間でさえ無人の海岸にどうして?興味を抱いた勇往は、一方的に翌日の再会を約束する。 2003年作品の全面改訂版。全7章、各章を逐次公開する。
主人公・大井梢は東京・大森に住む14才の中学三年生。クラスの誰からも羨まれる美しい女の子であった。梢は誕生日に叔父の千倉大輔と買い物に出掛けたところ、ガス爆発に巻き込まれ、その場に居合わせた遠縁の並木香織(14才・三重県亀山在住)と共に獣人が人間を牛耳る御伽話のような異世界・エハラに飛ばされてしまう。 行き着いた一同は、怪物に襲われていたポリマ・アルテミスを間一髪の所で助ける。 アルテミスは、三人にお礼としてそれぞれ人魚・天女・剣士になれる物を授け、獣人討伐の反乱軍を結成した。当作は獣人反乱軍が悪しき獣人との戦いを通し、成長してゆく異世界御伽草子ファンタジーストーリーである。
テスト前夜のことである。 深夜2時すぎ、得体の知れないものが活発になる時間帯で 僕は信じられない体験をしてしまった。
人影のない秋の公園に一人で転がるボール。彼だって跳ねたくなる時もある。でも寂しくて泣きたくなることもある。そんなボールの気持ちになって書いてみました。
小学三年生だったわたしが友人たちと作った森の秘密基地。 そこでわたしはリーダー格のYくん、そしてAくんといつもいっしょだった。 思い起こせばAくんは本当に不思議な少年だった。いや、少女だったかもしれない。 もしかしてAくんは異星人や未来人だったのではないだろうか。 ――モノローグで語るわたしの記憶と疑念 ※他サイトで公開していたものを書き直した作品です
2050年 社会のシステムは大きく様変わりしていた。 「学生」と「有職者」に二分され、人それぞれの望みを持ち生きる社会。 そんな社会の中で亮介と純のカップルは、何を求め、どう生きるのか? 理想社会の中の人の生き方、社会のシステムの在り方などを描く 近未来ユートピア小説 その姿を思い描きながら 読んでみてください
いつからか同級生の弘樹に恋していた中学三年生の少女陽子。 以前は当たり前のように会話をしていたのに、いつの間にか彼との間には透明な壁ができたように感じていた。 壁を突き破りたい。そこに扉を作りたい。 小さな行動にも大きな勇気が必要な少女の物語。 ※他サイトで後悔していたものを書き直した作品です
人類の寿命がかつての二倍以上になった世界。 長寿のあまり生きることに飽きた老人たちのために作られた「自殺センター」に入り込んだひとりのガンマンの物語。 ※他サイトで公開していたものを書き直した作品です