ある寂れた街の酒場で、少女は給仕として働いていた。少女は店の常連である男に心惹かれており、男もまた、少女に淡い思いを抱いていた。二人は触れ合い、焦がれ合いながら、己の内に秘めた孤独を深くその身に染み入らせていく……。 少し冷たい、透明な恋の物語。
「どうして芳◯社や◯迅社の四コマ雑誌にはスキー部のマンガが載っていないのか? という疑問からこの物語は生まれました。ならば自分で書いてしまえと思って書き上げた(だってラノベでも心当たりないですもん)第四弾です。もし「既にスキーやスノボの部活もの商業誌であるぞー」というツッコミはむしろ歓迎、と書きつつも冬スキーのシーズン終わっちゃいそうですね。
子鬼の里で育てられた少女「あいのこ」。彼女は遠い人の社会にほのかな思いを馳せつつ、豊かな自然と、鬼達からのこよない愛に恵まれて成長していく。「あいのこ」は人か、鬼か。彼女の選ぶ道とは。
友人が遺した娘。奴隷の身に落ち、だから私はその子を見つけ、保護をした。 彼女はほとんど何もしゃべらない娘だった。喋ることができないわけではないのは、知っている。
2014.3.5 花の薫りになぞられたオムニバス作品集。洋の編。ジャスミン、薔薇、カサブランカ、アネモネ、百合、葛、クレマチス、遅れ咲きの花、藤、木蓮、など。