ここではないどこか。 その大陸には古来より、妖と人間。二つの種族が棲んでいた。 争い続ける二つの種族を統治し、長い闘いを経て。 やがてできた一つの国。 その国を治めたのは、ある一頭の妖と一人の人間の王であった。
即興小説トレーニングというサイトで書いたものです。 ネット中毒大学生、思春期女子高生、勇者と魔王など、シチュエーション多彩。要素が三つじゃ納まりません……
僕の好きな人は7歳年上の可愛い女性。 眺めているだけで、満足だった…。 男子大学生とアラサー女子の甘いような、ちょっと純粋な恋話。
五郎とたか子が恐れていたこと、それは12年前、まだ五歳だった博子を誘拐し、彼女を対人恐怖症にするきっかけを作った男・蛯原が出所することだった。 そしてついに出所の日が来て、何も知らない博子は、道で蛯原が傷を受けた現場にたまたま立ちあってしまう。 良心から対人恐怖症を忘れ蛯原を助けた博子は、近場だと言うことから剛の家に彼を連れ込み、介抱する。 やがて傷が良くなった蛯原は博子たちに礼を言って剛のアパートを後にする。 そこへ入れ違いにやって来た園田は、博子たちに蛯原の顔に見覚えがあることを伝える。 翌日署に来た剛は、同僚の上杉から蛯原が博子誘拐事件の犯人だったことを告げられる。 ついに博子の出生の秘密が明らかになり始める第八話。
フレール国は栄えた時代を終え、衰退へ向かおうとしていた。「犠牲をだしたくない」とする女王のやり方に不満を覚える者も少なくなく、国の治安は一方に良くならなかった。 少年クロースもそれをよしとしない人間だった。彼は城に乗り込み、女王暗殺を試みる。彼が目にする真実とははたしてなんなのか――。