古今問わず人は不老長寿に憧れる。古来より生命の水、あるいは妙薬を求めて海を渡り遠く秘境を目指す話は枚挙にいとまがない。2030年南九州に開設された新薬開発のための医療特区で長寿薬の治験に参加した高齢者たち。彼らの身の上に何が起こるか――。
大学2年の夏、葵と蓮の恋は始まった。卒業したら一緒に住もう。卒業後、約束通り同居生活がスタートしたが、楽しい日々は続かなかった。長く一緒にいればどのカップルにも怒る些細なことでの喧嘩。それが原因で別れてしまう。お互い時間が解決してくれると思ったが忘れられず、葵はその気持ちを伝えることにしたのだが…。
俺は捨て猫だった。ある日、女の子に拾われ家族になった。それから、女の子とともに幸せな日常を送るようになった。そして、桜が舞い散る頃、女の子が事故に巻き込まれそうになって、俺はそれまでの感謝を込めて身を挺して身代わりになっていった。
老いてしまった「私」と若き隣人の「彼」。昔は「彼」のようにもっと充実した生活を送っていた筈なのに、いったい何が違うというのだろうか
酒を飲んでいると、女やもりと男いもりが天井から落ちてきた。女やもりの亭主は、カマキリに惚れて家をでて、隣に住んでいるという。
詩集と銘打っているものの実質自作詩の私的ノートであり、並列順序等も何ら意図なくほぼ作成順(16歳頃〜現在)である。また、詩一篇々々のタイトルは追って加えてゆくつもりである。