日神ジャスティオージ

地方創聖プロジェクト

その昔、神々の物語があった。

最高の神である女王アマテラスの支配する天上の神を天津神族(あまつしんぞく)。

地上にもといた神を国津神族(くにつしんぞく)とよんだ。

アマテラスにつかえる部下の神々は天使とよばれた。

あるときひとりの天使が天上界に反逆をおこす。

その結果敗北し堕天したその最強の天使は魔王となり、ここに魔界がうまれる。

天上界と魔界、光と闇は果てしない時空のなかで火花を散らせ、
傷付いた神々ははるか宇宙の先、太陽系第三惑星地球の宮崎県へと天孫降臨(てんそんこうりん)した。


そう、ここは太陽のクニ宮崎。


彼ら神々の力は無限の可能性を秘めたライザーポータブルとして技術化され、2020年のいま、よみがえる!

創聖(そうせい)せよ!

-この物語は神話となる。-

第1話「創聖せよー!」

刻は令和2年。西暦、2020年ー。

宮崎県のある浜辺に、真っ白いシャツにジーンズという格好の青年がうちながされていた。

「!大丈夫ですか!あなたどうしたの?!」

一人のやたら元気のよさそうなおばちゃんが、青年を発見し砂を払いのける。

彼女の名前はひなたといった。宮崎の地方創生に即急した新たな構想のNPO組織を運営しようとただいま奮闘中だが、
過疎化の一途をたどる高鍋町、木城町などの中心域にある児湯地方ではなにかと苦労が絶えない。

きがつくと青年はひなたに連れられ彼女の遠い親戚になる少女ハナと共に暮らしている自宅にいた。

横たわる自分、見覚えのないおばちゃん。いったい自分はどうしてしまったというのだろう。

「お、俺は・・・・・・・・・・・。」

「気がついた?!って、あっ!ちょっと君!」

青年がひなたの家を飛び出してしまってから、自宅の周辺を見渡すと、さらに彼の知らない景色が広大に広がっている。

それこそ壮大な田んぼに続く田んぼ。ここは、田舎か・・・・・・・。そう思いかけたその瞬間に、彼の脳裏に得体のしれぬ女性の声がこだまする。

「創聖せよー!」

時は流れ。

ひなたはある日、小学5年生となる少女ハナと、その友人であるヒロキのもとにいた。

「それでひなたおばちゃん、テルヒコお兄ちゃんの鼻につまようじをさしこんじゃってさ~!もうほんと、顔真っ赤になっちゃって!」

「きったね~な~!なんで兄ちゃんのことになるとそういうはなしばっかりなんだよ!」

「こんどふたりとも日南にいこう!カツオアイドルのライブを見に行こう!」

「あ~知ってる!あなたのハートを一本釣りていうあの?」

「ヒロキくんもいくわよね?」

ハナがヒロキにそう語りかけているころ、公園に真っ赤な丸い物体が落ちているのをみつけてしまう。

「あれ?!これ、なんだろう・・・。」

ヒロキとハナ、そしてひなたが駆け寄った先にあったもの。

「これは・・・・。」

「こ、これは・・・アマテラ・・・・・・・・・・・・」

ハナがさけんでしまいそうになったそのとき、驚いて声を奥のほうにおしこんでしまっていた。

「うわ~!なんじゃこりゃ!鏡になってんのかな!ハナ、これみろよ!なんだこれ~!」

「ヒロキ、それは・・・・・・。」

「どうしたの?なんだろこれ~?!これ、図書館で俺見たことあるぞ!あの~あれだ!ひみこさま~!てやってるあれ。鏡だよ!」

「あんたにしてはくわしいわね・・・。」

少年ヒロキとひなたがそれが鏡か何であろうかとしげしげとみつめ、首をかしげるその場所で、少女だけは明らかに。何かを知っていたかにみえた。

「アマテライザー・・・・・・・・。お兄ちゃんも、ひなたおばちゃんも、であってしまった。あの鏡が奴らの手に渡ったら・・・・・!」

「でも、今回は・・・・・・・・。」

浜辺に流れ着いていた記憶喪失の青年は名をテルヒコといった。そういうことを、彼はなぜか、覚えていた。

それも彼の見る夢、そして脳裏に思い出される声のなかの「女性」、その人物が語りかける声の中に、テルヒコという男がいたからである。

それが自分なのではないかという推論は、既にできあがっていて、いつしかそれが自分の知る唯一の人物名であり、自分なのだという便宜上の

解釈になっていたのだ。

そのころ、とあるビルの屋上に、暗黒のオーラに包まれ降り立った一人の人ならざる男がいた。

「俺様の知らない間に、新しいヒーローが出たようだな・・・。ちょっと遊んでやろうか。」

不敵な笑みを浮かべるその男、彼は人間ではない。

名を黒天使ゴエモン、歴代世界の様々なヒーローを冠する存在の知識に精通する彼は

人間ではなく、半分が天界、半分が魔界の力を持つ「黒天使」である。

「おっと・・・・奴が来たようだぜ・・・・・・・。」

そのころテルヒコは、ゴエモンのいるその場所まで奇しくもやってきてしまっていた。

すべてはただの偶然で片づけられることなのだろうか。それにしてはあまりにすべてが整合し動かされすぎている。

「・・・・・・この声は・・・。思い出せない・・・・・・・。」

「創聖せよー!」

その脳裏を引っ掻くような強烈な女の言葉。

「いったいなんだ・・・・。いったい誰だ・・・・。」

「この声は・・・・なんなんだ・・・・・・。」

ビルの屋上まで導かれるように歩いてゆくと、

そこにたたずむ黒天使の姿。

「おまえか・・・・・・・。フッ・・・・・・・お前闘えるか?これからお前を試す運命に。」

「俺様からひとつアドバイスしてやろう。」

「”鏡からけして目をそらすな。”

でないとお前、死ぬぜ―?」

まあがんばれよ、といわんばかりに黒天使はテルヒコの肩をポンと叩き、どこへともなく去っていくのだった。

鏡の言葉が意味するもの-。

さらにヒートアップしてゆく女の言霊。

「創聖せよー!」

「俺は、やらなければいけないことがあった。倒さなければいけないもの、守らなければいけない何かがあったんだ・・・。」

「確かに俺は・・・・・・・・・・・。おれは、俺はだれだぁアッ!」

「だからさ~、いいかげんあんたはなんなのよ?!」とひなたが一歩か半歩引きながら冷静に突っ込んでいるころには、彼の正気も戻りかけていた。

ひなた宅の縁がわには、ひなたの甥であるミニバイクレーサーの藤岡ユージが載っていた旧型の原付バイク。スポーツ・オンロードの真っ赤なマシンがあった。

「これあげる・・・。あんたがのってもいいわよ。」

「ひなたさん。すみません。なんか・・・こんなものまでいただいて。いいんですか?俺みたいなのがお世話になっちゃって。」

「お世話もなにも、わたしも仕事の人手を探してたところなのよ。いきなりですまないけど、あんた自分の記憶がはっきりするまで私の仕事手伝ってもらうわよ。」

「はあ、俺でよければそりゃ・・・。いやあなんか、すみません。・・・仕事?!」

「そう。仕事。私が今考えてる、宮崎県の地方創生プロジェクトよ。」

そのころ、暗闇の中で蠢きだす強大な魔の影があった。

「破壊と創造は、表裏一体!
我々クロウの最終目標地点は、のこすところここ最大の聖地、宮崎県のみとなった!
お前たち選ばれたる超エリ~ト・選ばれたる幹部のつわものどもには、商業観光など
地域の衰退のためひと仕事してもらう!吸い取るだけ吸い取って最後に残るのは我々組織、クロウのみ!我々こそが新たな世界の中心となり、ここみやざきに
眠る三神器をこの手につか~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~む日は近いのであ~るー!」

「と、いうことをお前たちに説明しておこう!」

異常なまでにハイテンションで天守閣型のタワーにひそむ魔神、その男は八竜院。世界を半ば裏側から制覇してしまっている組織、クロウの大幹部(長官)である。

黄金の鎧にも似た、鈍くきらめく8頭の竜神のレリーフがその体に浮かび上がっている。

「カっカっカ!今日から宮崎支部の長官として就任したこと、大いに祝おう。
八竜院。
お前のいう創造とやらが体の良い妄想で終わらぬよう、わたしが三神器の居場所をちゃっかりと、つきとめておいたぞ!」

八竜魔神に負けず劣らず、それとは違うテンションでまくし立てるその男、石上(いそのかみ)。

カラスのごとき真っ黒い仮面をかぶった全身黒づくめの怪奇なる人物である。

彼ら怪人たちの会話を遮るかのように、真っ白いキツネの面をかぶった人物が柱の影から顔を出す。

「その声が聴きたかったよぉオ~!八竜院。キミは東京で退屈な時間をつぶしていたんじゃなかったのかい?
ここに来たからにはわかっているよね?もっともっと新たな血がみられる。もっと僕だけにとって楽しいことがこれからも続きそうだよっ・・・。
まずは手始めに僕が可愛がっている怪神軍団に、ひとあばれしてもらおう!」

「いでよ僕の怪神!牛奇神(ぎゅうきしん)ヨダキング!」

その人物、九尾の狐が取り出した陰陽道を想起させる謎の札から、牛鬼または土蜘蛛のような奇怪極まりない化け物が出現した。

「ヨダキィイイイイ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!」

「説明しよう!怪神(かいじん)ヨダキングとは、宮崎は超田舎の椎葉村にあらわれ、戦争が起こることを予言したという妖怪、件(くだん)に方言である、よだきぃい~!(めんどくさい)が融合し生産された我々クロウが誇る最新型の神霊兵器である!(cv.石上自身の声で)」

「太初に言葉あり。言葉は神なり。日本人が大切にしてきた言葉に眠る禍(マガ)のちから、それは神そのものになり得る!」

「悔しいが・・・それにしても考えたなァ、九尾~。お前が作る言霊怪神のちから、この私がさいごまで見届けてやろうではないか!」

「俺に宮崎の全産業の衰退はまかせろぉお~!ヨダキ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~イ!」

「はっはっは!いいよお~~~~!ヨダキングだって~!お腹が痛いよ!僕の中でも選りすぐりのセンスが光る逸品だ!
行け!ヨダキング!まずはそうだなあ・・・・・手近にそのへんの朝市でも襲撃しちゃって、お前の力をみせつけてみるかい?!」

「よだきぃい~~~~~~~~~~んぐ!」

「楽しく明るくおもしろく!地方をどん底に叩き落すがいいさ!」

町中に出現したヨダキングは人々を容赦なく襲撃する。そのころ赤い例の鏡は、ひなたの知人である女性、山中(やまなか)のもとにあった。

天然石ショップを営む彼女の店には多くの古書や骨とう品の数々が山積していた。

「たしかにこれかもね・・・。郷土史にも載ってない、私が探していた鏡とおなじ?」

「なにやってるんですか?またいつもの研究?」

テルヒコがカフェのチキン南蛮にかぶりつき平らげながら質問する。

「いや、なんでもない。それよりおいしいでしょう。まえより指先の筋力を使ってしっかりと調理したんだからね。」

「れんげやのチキン南蛮はうまいな~」

かれらのゆるい空気と裏腹に街はパニックに陥っていた。

「ヨダキィイ~~~~~~~!」

「うわ~!なんだこの化け物!」

ヨダキングが吐き出す得体の知れないエナジーに町民はことごとく倒れ気を失っていく。

なかには無気力になってしまう人々も。あからさまに過疎化した町は余計過疎化してしまうような事態に。

「ヨダキィイ~~~~!」

ヨダキングの猛攻は公園付近にいたハナとヒロキにもせまってくる。

「うわ~~~~!」全力でのがれるふたり。逃げようとしてもヨダキングと右に左におなじモーションになってしまい全力で焦りが増す。

「よだき~!」ヨダキングの念波を受けたヒロキはうずくまり、動けなくなってしまう。

「おい!ヒロキ!しっかりして!おい!」ハナが一生懸命揺さぶっても微動だにしないヒロキ。

「よだき~。もういいよ、なんかもうどーでもいいよ。いろいろと、人生につかれちゃってさ。」

「おい馬鹿じゃないの!ばけものがきてるのよ!」

「明日から俺、本気出すよ・・・。」

「は~~~~~?!」

ヒロキもついに、ヨダキングのエネルギーに生気を吸い取られてしまった。

各地で大暴れするヨダキング。バイクで駆け付けたテルヒコは、メットを脱いだあと怪神に対峙する。

「こいつ・・・・・・みんなをどうするつもりだ!」

「ヨダキ~~~!」

「俺様は怪神ヨダキング!この地域の住む宮崎県民は全員根こそぎ無気力なよだキンボ~になってもらうぞ!
すべての生命エネルギーは我々クロウの生産力としていただく!今日まで貴様らは我々組織のために生かされていたも同然なのだ!」

「みんな永遠にまだみぬ明日から本気を出すため、生きることになるだろう!ヨダキ~~~~~~~~~!」

「俺の、みんなの、明日・・・・・・・・・!」

テルヒコはそのとき、一瞬にして意識が別世界にワープしてしまっていた。

割れる鏡、黒髪の謎の女の幻影。次の瞬間目の前に突如として現れた女神の巨像。

手にした赤い鏡。

(能・三輪※)

「天の岩戸を。引き立てゝ。
神は跡なく入り給へば。常闇の世と。早なりぬ。
八百万の神たち。岩戸の前にてこれを歎き。神楽を奏して舞ひ給へば。
天照大神其時に岩戸を少し開き給へば。又常闇の雲晴れて。日月光り輝けば。人の面白々と見ゆる。
面白やと神の御声の。
妙なる始の。物語。」

テルヒコが回想の中をくだってゆくー。

そのとき、彼の背後に下駄の音がする。

「思へば伊勢と三輪の神。思へば伊勢と三輪の神。」

赤い髪をした着物姿の女性が立っていた。

「一体分身(いったいぶんしん)の御事(おんこと)今更何と岩倉や。」

この世とあの世を隔てるかのように、小さな橋がかけられている場所で

青年と女はただなにもいわず、神妙な面持ちでにらみ合っている。

「いったい、あなたは何なんだ・・・。」

女はわらったかと思うと、一言こうつぶやく。

「久しぶりだな、テルヒコ。私は火野琴美(ひのことみ)。これからおまえが見る世界。すべては新生し、”つくられる”。」

彼の目を見てきっぱりと、毅然とした声で断言した彼女を見て、テルヒコは直感した。

おれは・・・知っている。

「かく有難き夢の告(つげ)。」

これは、俺の・・・アマテライザー!

いつか誰かが俺に、こう呼びかけた。

「鏡を太陽にさらし、その姿を世に表せ。

神の力と一つとなりて。あらゆる御魂の穢れよりなりいでた、マガツカミを祓う神(カミ)となれ!」

懐かしい、あまりに自らにとって記憶に残っているその人物の声が脳裏に響いたその時に

火野琴美は告げる。「行け!ときは来たー。」

火野琴美が指さした瞬間、すべての景色は変わっていた。

テルヒコは怪神のもとに立っていた。この数秒の間に、彼は数時間の心の旅をしていたのだろうか。

完全に目つきと表情は別のだれかに豹変していた。決意の先に、真紅の鏡は太陽を模した時空を湾曲させるシステムそのものへと変化する。

「創聖!」

構えと共にその掛け声を瞬時に叫び、太陽の光に包まれた神の姿をかたどったなにか(像、すなわち神霊のアバター)が出現し、青年自身を

その意識のなかにのみこみ、太陽そのものを具現させた白と赤、そして黄色く照り輝く眼(まなこ)のカミへと変貌させていた。

「・・・・・・・・・・」

「お、おまえはなんなんだ!・・・あっいいわすれた、ヨダキー!」

ヨダキングが真性の動揺をしはじめた。イベント会場に破かれた張り紙が貼ってあるのを見る。

(地方創生ジャスティスオージキャラクターショー!10:30~開催!)

「・・・・・オージ・・・・・・。」

「怪神ヨダキング!教えてやろう!俺の名前は・・・・・日神(にっしん)!ジャスティオージ!」

ほぼ深い意味などは無い、反射的なものだった。とりあえず体面として、このご当地ヒーローらしき何かの名前を言っておこう。

名前などは何でもよかったのかもしれない。

だけれど、どうもはじめての「創聖(そうせい)」を遂げてしまっていたテルヒコにとって、

強烈な既視感に彩られた事態であることは、本当だった。

またどういうわけか、彼は彼の持つ武器らしきものの名前も迅速に叫びはなってゆく。

「いくぞ!日神剣!テラセイバー」
(サルベーション※(救済の意)というシステム音声とともに蛍光色にひかり輝く真っ赤な剣があらわれる。)

普通に考えればいきなり変身できて技名も言えてという事態も異常といえばそうなのだが、この瞬間の彼にとっては

何らそれに対する疑問もないほどにトランス、入信状態に入っているかのごとくの立ち振る舞いであった。

ヨダキングの吐く蜘蛛の糸は付近の器物をことごとく溶かし、まきあがる煙はことごとく視界を奪ってゆく。

「ハアッ!」

原始的な方法で獣のように襲い来るちからまかせのヨダキングは、思いのほか俊敏でパワーに優れている。

幾度となくぶつかっては離れ、攻防は続く。

「日の神アマテラス・照らす神アマテル・剣の神フツヌシ・・・。まもりたまえ、さきわいたまえ!」

シャイニング・コンボ。システム音がながれるその時、

「救世神技(きゅうせいしんぎ)!サンシャインズ・ストライク!」

連続的に火花は散り、剣が大地に突き刺さる。

強烈・絶対的な叫び声のもと、いかにして思い出したか、テルヒコの祝詞が響く。

「諸々のマガ事・罪穢れを・・・祓えたまえ、清めたまえと申すことのよしを・・・・・・・・・・・・・・・
天津神、国つ神・・・。八百万の神々とともに聞し召せと、かしこみかしこみもうまおす!」

「はっはっは!罠にかかったなジャスティオージ!俺はもともと死ぬ直前に預言をすることができる妖怪!
(妖怪・件は生まれてすぐ予言をし、死んでしまうといわれている。)
貴様の運命も、すべては決まっている・・・!最後に貴様の結末も言い渡してやろう・・・!」

自ら共に道連れにせんとばかりに高笑いするヨダキングの様子は、未来の映像らしきなにかを見た直後に、一変した。

「な・・・・・・・なに?!そんなはずは・・・・・・・・・。



・・・ふふふ!はっはっは!これは・・・・・!そういうことか~!おもしろい。おまえのみらいは、す・・・」

ヨダキングが何かを悟り言いかけた瞬間、すべては吹き飛んでしまった。

強烈な地割れと共に半径数キロメートルの振動波がすべてを包み込む。

そのすべてを言いおわる前にすでに、光の中に怪神は姿を消していた。「終わったか・・・。」

「おにいちゃ~ん!」

ハナとヒロキ、ひなたがテルヒコのもとへ駆け寄ってくる。だがどういうことか、ハナはこの時点でこの存在(ジャスティオージ)がテルヒコであると

気づいている。「どういうこと?!だれ?この人テルヒコにいちゃんなのかよ?!」

「ハナちゃん!ヒロキくん!大丈夫か!」自分がその姿になったことなどわすれて、とにかく二人のことを心配し身もふたもない様子のテルヒコ。

すべての闘いはこれからはじまる。




記憶を失った青年テルヒコは、人々の希望と未来への可能性を秘めたヒーロー、

日神(にっしん)ジャスティオージへと創聖(そうせい)した。

これから起こるすべてのものがたりを目撃するのは、キミ自身だ!

日神ジャスティオージ

日神ジャスティオージ

宮崎県を創聖(そうせい)するニュヒーロー! 日神(にっしん)ジャスティオージ!新たな時代、太陽のクニで繰り広げられる これは運命に導かれた人々と神々が繰り広げる真実のものがたりである。

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • アクション
  • ミステリー
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-01-11

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