赤い帽子のアリスは旅人。 どうやら“恋”について思うところを語っているようです。 アリスの旅話を、一緒に聞いてみませんか?
「君は、どうするの?」 杉都は疲れ果てたように両手で顔を覆ったまま尋ねた。弟は兄の胸から、壊れた鳩を取り出して、しばらく眺めていた。 夜、絶え間ないピアノの旋律がもたらす世界から脱出するために鳩を待つ一人と二人。
「あの角を曲がらないと家には戻れない」 大月入玲はブロック塀の路地の半ばまで進んできたところで、ふとそんな事を思った。 ささいな迷いから、私が壊れていく……
ごく普通のカップルのとある1日。の、はずだった。 野崎 衣織→今回の主人公。 谷山 空→衣織の彼氏。 七瀬 美玖→衣織のクラスメイト。みっちゃん。
あるよく晴れた日、遊園地デートに誘った僕。 助手席には友達以上恋人未満の女の子。 僕らは出会った頃の事を思い出していた。
中学生男子が幼なじみでオタクの女子高校生にふりまわされるお話です。 2人とも、まったくお互いを異性としては見ていなかったところから、気持ちに変化が訪れる1年間を書きました。 できるだけたくさんの人に読んでもらえたら、嬉しいです。 よろしくお願いします。