lonely creature

嗄鳥鳴夏

こんなこと 誰にでもあると思ってた僕は
だけど自分だけ そんな世界の家に住んでる
息を吸うのさえ辛いほど
汚れた空気が蔓延していて
歩けば歩くほど疲れてしまって
視野が狭まった
気付けば死しか無くて
見て見ぬ振りをしていた
気付かれたら迫ってくるから走って逃げた
その分だけ蓄積される疲れは
その分だけ影を潜めさせた

街のビルの隙間だから覗きます僕は
今あたりまえはどのレベルか 似合ってるか
聞き覚えのある歌を耳に流して
心臓をあやさせて
個性だと言い訳をして
日々怪物になっていった
気付けば相手にされなくて
見て見ぬ振りをされた
気付かれたら目を伏せて走って逃げられた
その分だけ削られていく精神は
その分だけ自分の頬を殴った

お前はどうして生まれてきた
何のためにここに居るんだ

何か言えと言えど無口だから何も言わない僕は
理由を知らない訳じゃない 恥ずかしいだけ
意味が無い訳じゃない 言っても無駄なだけ
言葉もかけられずに幼なじみは消えていた
諦めがつくほど大した人生じゃ無いから
もう少し何かをしたくて足掻いて
生きてはきたがもう限界じゃないか
独りぼっちは苦しい訳じゃないが
誰かといた方が幸せそうだ
自ら望んだ人生ではあったが
どうやらこれは間違いみたいだ

lonely creature

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-08-08

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