言葉

薄暗い柵の中で思うひとつに言葉を当てはめる。
綺麗じゃないそれに綺麗な言葉はない。
言葉遣いの下手な自分の存在をまた言葉で貶す。

周りの目を気にして発した一言に心はない。
ただ、上手に言葉を使い回しているという一点において、これは美点なのだと主張できる。

ただ、一つ誇れるものが欲しいと訴えた先にそれがあっただけのこと。

言葉一つ、心一つじゃ、何も変わらないと前置きをして
いつだって、言葉一つ、心一つに頼っている。

言葉を操れないけれど、心も操れないけれど、美点もないけれど、

その、けれどを集めてつくった意味に存在意義が重なっていたりする。

本当に風が吹くような気まぐれなそれだけれど。
僅かなものではあるけれど。

その先を探している今に意味があったりする。

言葉

言葉

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-08-12

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted