時間とは

なぜどうして
こんなことするのか
わからない

自分の意志ってなにか
この頭蓋骨の中から発信するもの

突然ワッとわいてきて
次の瞬間それはどこかへ消えて
どうでもよくなる

思いの瞬間発生と
その瞬間寿命

継続性ってあるのか
どうもなさそうだ
瞬間の細切れの連写のようで
今とその次の間には
たしかなギャップが存在する

でそのギャップというか
その間ってなになのか
なにかがほんとはあるのか
私の外でなにかが起こって
そのフィードバックが帰ってくるのを
ただ待っているのか
それとも完全な無か
時間はどこにも存在せず
ゆえに何も存在しないすなわち何も起こらないという

ひょっとしたら
私とそのごく近傍だけ時間がちょっとだけ
止っていて
離れた場所のどこかでは
そのとき時が動いている瞬間なのかもしれない

そして地球上のすべての場所を巡り巡って
この惑星を巡って
この銀河を巡って
この知りうる宇宙の果まで巡り巡って
やっと次の瞬間
私のところに時間がもどってくるんだ

私達の感じうる時間を隔ててでなく
想像できないほど微細な一瞬のうちにね

ようするに全宇宙における
時間のタイムシェアリング

人には連続する限られた一生があるのでなく
人にはこの宇宙を巡回する貴重な時間の断片が与えられ
それを意味あるものと体現できるようになっているはず

細切れの時間が
この全宇宙にわけへだてなく分配され
今を感じることができるように

時間ってそういえば
時の間って書く

時は意味あるイベント
そして間とはイベントとイベントの間

時が私のイベントだったら
間は他者のイベントのためにある

時間を大切にするっていうことは
私のためにも
他者のためにも
なるんだね

時間とは

時間とは

時間と存在。またこんなことが頭にうかんだ。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-08-12

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