メイシュガール ~魔法少女大戦~
プロローグ
この世界は一度侵略を受けた。
僕がまだ九歳の頃だ。ある日突然、僕の街は炎の中に消えた。どこかの国が侵略したのではない。どこかの惑星が地球に侵略してきたからだ。
その一年後、引っ越した先の街、そこも襲われた。逃げる時間もなく、僕は両親を失い、自分の命も危うくなった。しかし、僕は救われた。僕といくつも年齢の変わらない少女に、魔法少女に。
僕は彼女を命の恩人と敬い、そして憧れた。彼女のような強い人間になりたい、と。
両親を失い、保護された僕は孤児院に入るしかなかった。その孤児院は奇跡的に襲われず、僕は終戦までそこで育つことができた。
これは、僕と恩人である魔法少女が再会して、一緒に歩んだ物語である。
メイシュガール ~魔法少女大戦~
プロローグ部分のみなので短いです。続いて一話前半を投稿します。