地味で、善良な小市民、大学に通う国分良人は、いつものように一人暮らしの小さな風呂に入っていた。 薄暗い明かりの中、流れる排水口をじっと見ていた良人は、そこに奇妙な違和感を感じた。 浴室で発見された、長い女の髪の毛から始まる、小さな部屋の、小さな物語。 薄暗い部屋で繰り広げられる、奇妙な関係を描くホラーファンタジーです。
「あ・・・あなたが・・・藍原・・・せ・・・瀬奈・・・?」 一人の少女が憧れていた小説家・藍原瀬奈の正体が感情の無い青年・・・。 それを知った彼女は・・・。 青春とミステリーと恋・・・。 ここに来たり。
毎日図書館に通う少女、伊良部真冬。 感情を失った青年、京谷想弥。 これは二人の、未解決事件や謎の現象をめぐる記憶と感情と恋の始まりの物語・・・。
駅の売店でチョコレートを買うOLとその売店のおばちゃんのほんの少しの心の触れ合い。その触れ合いがチョコレートの美味しさを心の奥まで沁み渡らせた。 改稿版です。大幅に加筆したので新規として投稿しました。
時間が静止している異空間世界。ある日、何の前ブレも無く存在を余儀なくされたショクブツは孤独により、毎日を苦しんでいた。 そして、ショクブツの溢れ還った悲しみと焦燥感により生み出された存在は、ショクブツの四肢や顔の一部分のパーツをも奪い去ってしまう。 彼は、ドウブツと名乗った。ドウブツは何も知識を持ち合わせていない。それはまるで赤ん坊のように無知であり、自然にショクブツへと好意を抱いた。 体のほとんどの機能を失ったショクブツは、何もできなかった。いや、何かをしようとすればできたが、この世界はそれを許さない。 時間が止まった世界で、動くという行為をしてはいけないのだ。もし、動いてしまうと・・理由はショクブツだけが知っていた。 口を奪われた私はドウブツにこの事を伝える手段もなく、ついにドウブツはその場を動いてしまう。一体、その瞬間何が起こるというのか、ドウブツには知る由もないのだ。
前回までのあらすじ:家の都合で親戚の神社に預けられることになった田中真奈美は、神社の子である嬬恋真耶と出会う。真耶は可愛くておしとやかな、典型美少女タイプ。友達になりたいと意気込む真奈美だったが、実は真耶は「女の子」ではなかった! 真耶の妹の花耶、おばで神官の希和子、同級生の苗(ニャン子)、優香(ゆゆちゃん)、担任の渡辺、部活の先輩ミッキー、篠岡姉妹、そして真耶の憧れの人、タッくん。彼らが織り成すほんわかだけどドタバタ、そして真奈美の常識をひっくり返す数々の出来事に彩られた山村ライフ。 自分と真耶との関係、そして隠された過去について知った真奈美。そのショックと反発心から飛び出した真奈美だったが…。
普通とは違う悩みを持った少年は、同じ様な悩みを抱えている者達が集う家に住んでいた。そこで少年はある白い少女に出会い、死んでいく……。