人魚から人間の女の子に転生した由美衣を追いかけて転生してきた人魚男子のハルカ君。 さらに彼を追っかけて来ちゃった桜の木の精霊ちゃんのお話です。
人魚から人間の女の子に転生した由美絵衣(ゆみえ)を追っかけてきたちゃった人魚男子のお話。 彼女にはすでに婚約者がいるというのに、諦めずこっちに来ちゃった(あるしゅヤバイ奴)の彼と、それを心配して むこうからお便りをよこす忠義な桜の木の精のお話です。
僕は今、どこにいるのだろう? カプセルのような狭いところに、手足を折り曲げてじっとしている。ほとんど身動きはできない。不思議と息苦しさはないけれど、光がないので今が昼なのか夜なのかもわからない。ただ、ぼんやりと暖かくて、なんとなく安心できる。 でも、僕はなぜこんなところに閉じこもっているのだろう?
彼は知っていた。 自分がいつか殺されるために生かされていることを。 強い暴力表現を含むため、十五歳未満の読者の閲覧を禁じる。
明け方の図書館で、彼は何かを探していた。ざわめき静かに喚く言葉の群れ、その先で彼が目にしたもの。 ごく短い心象スケッチです。 企画「蝶を吐く」に参加しています。
いつも同じことを繰り返す日常。もしも突然それが途切れたら。そんな状況に置かれたおじさんと、訳あって舞い降りた天使の、小さな物語。 二〇〇一年に書いた短編を、一五年の時を経て改作しました。作者はその一五年の間にすっかり中年になりました。
喫茶店「serenata」に集まった、某動画サイトで活動している面々がコーヒーと甘味を楽しみながら話しているところを覗いてみました。
どんな知識より、あの曇天を差した光が何よりも美しい。生きる美しさを、日常のワンカットで書き表す短編集。学校生活に疲弊した少女は、自然の中で生き返る。『美しいもの』・草原のベランダで時を過ごす女性は、何もしていなくても生きている。『腰かけ椅子の人』ほか