いつかの時代。オレンジ色の屋根が立ち並ぶどこかの町で、時々屋根には青いインクのしみがつくんだって。町の人たちは「ありゃあ、天使さまが歩きなさったんだ」っていうんだ。屋根の上には天使さまがいて、天使さまが歩くとその足跡が青いしみになって残るんだって。 出稼ぎにその町で働き始めた九歳の少年、東洋人の末裔のリュウリの目は不思議。その不思議な目でリュウリは天使さまを見つけてしまったんだ。刷毛みたいな翼の先っぽから、青いインクをぼたぼた垂らしながら、何の気にも留めずのんびり屋根伝いに歩く天使を。 ――これは、翼から空色のペンキを零し続ける天使の少年と、色覚異常を持つ煙突掃除の少年の、三年間の思い出。
生まれて、あまり日にちが経たない黒猫の赤ちゃん。外の世界への興味は尽きません。兄弟たちが、次々と、旅立って行く中、一匹だけが、残されたことに疑問を持ちます。それには、確かな訳があることに、きずかされる黒猫の赤ちゃん。母親猫との暖かな言葉のやり取りにも心を留めて下されば幸いです♪
周りのウサギとは、目の色が違うことに、きずいた子ウサギ、その疑問を自分なりに、理解しょうと、小さな冒険に出ます。金髪の、お人形に恋心を寄せるようになり、彼女と自分の境遇を重ね合わせて、新しい心の目を覚まします。あなたの心には、どう、この物語が映るでしょうか~☆
仔猫と少女の不思議な物語です。嵐の日に、ひょんなことから、不思議な世界へのトンネルを見つけた小学生の魔子。増水した川から助けた仔猫と、ともに、母親の子供時代へタイムスリップ~仔猫(友姫)、魔子、母親の陽子、豆腐屋台のオヤジ(冒頭で呟く老人)など読みすすめて下されば、つながりがご理解いた頂けると思います。記念の第1作品です。
高校2年、私は空気だった。存在なんてないような。夢の中では一人の青年が語り掛けてくる。 両親も帰らぬこの家に一人でいなければならない。それが当たり前になって来たころ。 初めて友達ができる。 それは現実なのだろうか?
・神剣カグツチ 炎を操る能力 ・神剣ポセイドン 海を操る能力 ・神剣ヴァルカン 火山を操る能力 ・神剣アポロン 太陽を操る能力