神剣のswording【1】

αトゥα

  1. フレイ
  2. 全ての始まり
  3. 神剣カグツチ
  4. 旅立ち
  5. 神剣ヴァルカン
  6. 西の国へ
  7. 西の国 ウェスバーン
  8. フモレアの宮殿
  9. 神剣アポロン

神を信じる人、信じない人、どちらもいると思います。
因みに僕は信じません。
そういう主観を無くし、読んでいただけると幸いです。

フレイ

 此処はイースブレイという国の騎士学校・・・。
フレイは教師クロアと剣の修行に励んでいた。

~騎士学校 訓練所~

クロア
「フレイ!腰が抜けてるぞ!」
フレイ
「ぬぬ・・・うるせぇ!」
クロア
「そんな技術で騎士団に入れると思うか?」
フレイ
「知らねぇよ・・」

フレイは騎士学校の中でも底辺。秀でた才能も無く、ただただ修行に励んでいた。

クロア
「フレイ、お前は騎士には向いていない。」
フレイ
「そんなの知るか!俺は絶対に・・・」
クロア
「悔しかったら這い上がってみろ。」
フレイ
「・・・俺は」
クロア
「何か文句があるのか?」
フレイ
「俺は絶対に騎士団に入る。あいつと約束したんだ・・!」
クロア
「であれば、修行の続きだ。」

フレイは親友であるオンルを、とある戦争で亡くしていた。
オンルとの約束を守るために、フレイは騎士団を目指していた。

クロア
「三日後には剣術の大会がある。そこで本気を見せろ。」
フレイ
「当然だ!」
クロア
「口だけじゃなきゃ良いがな。」

そして三日間、フレイは練習を積んだ。

全ての始まり

~ブレイ闘技場~

そして大会当日。
フレイはブレイ闘技場の受付にいた。

受付
「フレイさんですね!第一ブロックでの参加になります!」
フレイ
「あ・・はい。」
受付
「待機室はあちらになります!」

フレイは待機室に向かった。

~ブレイ闘技場 待機室~
待機室には参加者が大勢いた。およそ500人ほどだろうか。

参加者A
「ガキがいるぞ・・」
参加者B
「物凄く強いんじゃねぇか?」
参加者A
「マジかよ・・」

フレイには向けられている視線の意味が分からなかった。

???
「君・・強いの?名前は?」
フレイ
「俺はフレイ。強いかどうかなんて知らねぇよ。」
ウブェ
「僕はウブェ。此処で一番強いよ!」
フレイ
「は?」
ウブェ
「君には確実に負けないからね。死ぬかもよ(^^)」
フレイ
「・・・」

ウブェには異常な殺気があった。

受付
「Aブロックの方は闘技場に向かって下さい~!」

剣技大会が始まった。この大会によって運命は大きく動く。
Aブロックにはウブェの姿もあった。

実況
「そろそろ始まりますね~。剣技大会!」
解説
「そうですね~。お、始まるようですよ!」

そうしてAブロックの戦闘が始まった。

参加者C
「あのガキから殺るか・・」
フレイ
「修行の成果を・・」

その瞬間、津波が闘技場を襲った。地震も起きていないのに。

フレイ
「ファ!?」

空中にはウブェがいた。

ウブェ
「フレイくん!僕の勝ちだね!あ、良いこと教えてあげる。」
フレイ
「え、あ、うん。てかこの津波何!?」
ウブェ
「僕の剣は神剣ポセイドン。海を操る剣さ!」
フレイ
「神剣っておとぎ話の・・」
ウブェ
「じゃあね!」
フレイ
「おい!ちょ・・」

ウブェが逃げると同時に海水が流れ込む。闘技場の壁は崩れ落ちた。大量の死体が転がっていた。フレイは海水に飲まれ、どこかへ流されてしまった。

神剣カグツチ

フレイは真っ暗な部屋の中にいた。
どうやら地下室のようだ。

フレイ
「・・・生きてた」

フレイの前には木箱が置いてあった。鎖で頑丈に巻かれている。

フレイ
(箱を剣で斬れば・・開けられるかな)

フレイは鞘から剣を引き抜き、木箱を叩き割った。
木箱の中には大剣が入っている。

フレイ
(でかっ・・)

フレイが剣を手に取った瞬間、フレイの身体が炎に包まれた。

フレイ
「うおぁぁぁぁぁ!!!」
炎神カグツチ
「私は炎の神カグツチ。少年よ。何を望む?」
フレイ
「取り敢えず助けてくれっ!」
炎神カグツチ
「であれば、契約を結べ。されば救ってやろう。」
フレイ
「分かったから!助け・・」

フレイの身体から炎は消えていた。傷一つ無かった。

フレイ
「・・・炎の神剣か。悪くない。」
カグツチ
「満足なら良い。そこの階段を上がり、外に出ろ。」

フレイの後ろにいつの間にか階段があった。

フレイ
「宜しくな、カグツチ!」

旅立ち

階段を上がると、フレイは小さな村にいた。
さっきまでフレイがいた場所は村の教会だったようだ。

村人A
「あいつ・・誰?」
村人B
「わかんなーい」
村人A
「村長に報告しなきゃな」
村人B
「あの人の剣、かっこい~ね~!」

どうやらフレイはどこか遠くの村に流されたようだ。
村長がやってきた。

村長
「そこの者!」
フレイ
「・・はい?」
村長
「何者か答えろ!」
フレイ
「え、はい。イースブレイ騎士学校一年、フレイです。」
村長
「イースブレイ・・・遠かったじゃろ?」
フレイ
「よく分かりません。」
村長
「どういう事じゃ?」
フレイ
「実は・・かくかくしかじかありまして・・・」
村長
「そうか・・」
フレイ
「一番近い都市ってどこですか??」
村長
「・・西の国」
フレイ
「?」
村長
「西の国 ウェスバーンじゃな」
フレイ
「ありがとうございます。今から向かいます。」
村人A
「村長ぉぉぉ!!大変です!」
村長
「どうした?」
村人A
「フィンド火山が・・・噴火しました!!」
村長
「なぬ!?」
村人A
「原因は不明・・です。」

剣からカグツチが出てきた。他の人には見えないようだ。

カグツチ
「原因不明だってよ。怪しいな・・」
フレイ
「俺もそう思う・・」
村長
「フレイ、何を一人で話しておる?」
フレイ
「え?見えないんすか?」
村長
「何がじゃ?」
フレイ
「何でもありません。俺、火山に向かいます!」 
村長
「何を言っておる!危険じゃぞ!」
フレイ
「お構い無く!」

フレイはそう言い残し、火山へ向かった。

神剣ヴァルカン

フレイ
「やっぱ暑いな~!」
カグツチ
「俺様の推測が間違ってなければ、神剣の持ち主が山にいるはず・・」
フレイ
「目指すは頂上・・だな!」
カグツチ
「そうだな。」

フレイは山頂を目指し、火山を登っていく。
空から火山弾、火山灰が降り注ぐ。
それによるダメージを受けないのは、カグツチの能力で火のバリアが張られているためである。

フレイ
「・・!」
カグツチ
「・・どうした?」
フレイ
「あそこに人がいる。」
カグツチ
「ん?あいつの剣、神剣じゃねぇか!?」
フレイ
「多分ね・・」

フレイは岩の陰に隠れ、様子見をしている。
すると、神剣を持った男が剣を一振りした。その瞬間、火口が爆発し、噴火がまた始まった。

カグツチ
「ビンゴだな!いくぞ!」
フレイ
「おう!」

フレイは男の背後から斬りかかった。しかし、気づかれていたようで避けられてしまった。

???
「君がフレイ・・だな?」
フレイ
「え、何で名前を知ってるの?」
???
「君の名前はウブェから聞いてるよ。」
フレイ
「・・お前、何者だ?」
キェア
「僕はキェア。神剣ヴァルカンの使い手。」
フレイ
「この噴火も・・」
キェア
「僕の能力。というわけで・・」

そう言うと、キェアが剣を一振り。また噴火が始まる。しかし、この噴火による火山弾は全てフレイに向かって飛んできた。

フレイ
「うぉぉ!?」
キェア
「全ては団長の命令。悪く思うな。」
フレイ
「・・団長?何の話だよ!」
キェア
「僕達は・・クラウン盗賊団。ウブェはその団長さ。」
フレイ
「盗賊団とか・・」
カグツチ
「危ねぇ!避けろ!」
フレイ
「THE!危険!」
カグツチ
「こっちもやり返すぞ!剣を引き抜け!」

フレイは剣を引き抜いた。

カグツチ
「力を剣に込めろ!」
フレイ
「・・おう!」

すると、剣が炎に包まれた。

カグツチ
「そして・・斬れ!」

フレイは降り注ぐ火山弾を避けつつ、キェアに近づく。

キェア
「炎の神剣か・・。面白いね。」
フレイ
「・・フレイム」
キェア
「ん?」
フレイ
「フレイムスラッシュ!!」

フレイの剣がキェアの肩に当たる。すると、キェアの身体が炎に包まれる。

キェア
「熱っつ!」
フレイ
「この噴火を止めろ。止めない場合、お前は死ぬ(^^)」
キェア
「・・嫌だ」
フレイ
「じゃあ死ね。お前が死ねば、おのずと噴火は止まるはず。」
キェア
「そんなのヴァルカンしか分からない。」
カグツチ
「フレイ、山を降りるぞ!危険だ!」
フレイ
「・・おう。」

フレイは村の方向へ下山していった。

西の国へ

フレイが村に戻ると、村長が出迎えてくれた。

村長
「ご無事で良かった・・」
フレイ
「大丈夫だったか?」
村人D
「ありがとう!」
村人一同
「ありがとうございます!」
フレイ
「おう!」
カグツチ
「さあ、西の国に向かうか。」
フレイ
「そろそろ西の国へ行くか!」
村長
「西の国は砂漠の国。お気をつけ下さい。」
フレイ
「じゃあな!」
村人E
「あ、そうそう!良かったら馬使って!」
フレイ
「え、マジか!サンキュー!」

フレイは馬で西の国へ向かった。
道中、カグツチが話しかけてきた。

カグツチ
「キェア・・だっけか?殺して良かったのか?」
フレイ
「お前が逃げろって言ったから・・」
カグツチ
「ま、俺は殺すのに賛成だけどな。」
フレイ
「さっきと言ってること違うな・・」

と、話している間に西の国に到着した。

~西の国 ウェスバーン~
オアシスが湧き、マーケットが開かれている。国の中央には、巨大な宮殿がある。

フレイ
「疲れた・・・。」
カグツチ
「うっひょ~!宮殿でっけぇ~!」
フレイ
「その元気を俺にくれ・・・」

西の国 ウェスバーン

カグツチ
「そう言えば、何でこの国に来たんだ?」
フレイ
「村長が行ってみろって言うから。」
カグツチ
「で、何するんだ?」
フレイ
「取り敢えず、クラウン盗賊団について調査する。」
カグツチ
「本気で倒しに行く・・のか?」
フレイ
「う~ん・・半分ぐらい本気かな?」
カグツチ
「・・で、どこに行く?」
フレイ
「まず、宮殿に行ってみるか!」

フレイは宮殿に向かうついでに、マーケットへ寄り道した。
マーケットは色々な店が集まった、複合施設のような建物である。

フレイ
「賑やかだね~」
カグツチ
「何を買いに来たんだ?資金あるのか?」
フレイ
「ただ寄っただけ(^^)」
カグツチ
「ま、盗賊団の情報収集するなら・・酒場とか?」
フレイ
「未成年だけどね。」

フレイは酒場に向かった。
が、案の定追い返されてしまった。

フレイ
「まあ、結局こうなるよな。」
カグツチ
「さっきの酒場・・怪しいな。」
フレイ
「どうして?」
カグツチ
「・・勘」

フレイは宮殿に向かった。
が、結局こうなる。

兵士A
「ガキが来る所じゃないぞ。さっさと帰りな!」
フレイ
「え・・何で?」
兵士A
「フモレア様は子供が嫌いだ。それだけだ。」
フレイ
「はぁ?」
カグツチ
「焼くか?」
フレイ
「同じ事考えてた。」

フレイは剣を引き抜き、炎で剣を包んだ。
炎で包まれた剣を上に突き上げ、巨大な火柱を立てた。
兵士は呆然として立ちすくんでいる。
フレイは兵士に質問した。

フレイ
「まだ宮殿に入れてくれないの?」
兵士A
「お、お入り下さい!!」
フレイ
「単純だねぇ・・」

フモレアの宮殿

宮殿の中は金箔で覆われていた。
目が眩む。
長い廊下の奥には、重厚な純金の扉がある。
扉の前には兵士がいる。
フレイは柱の陰に隠れ、様子見をしている。

フレイ
「さて・・どうするかな・・・」
カグツチ
「守備・・堅いな」

恐らく3トンはありそうな金の扉、ライフルを持った兵士・・・。
兵士を倒したとしても、扉は開きそうに無い。

フレイ
「金は流石に燃えないからな・・」
カグツチ
「見つかったら・・撃たれる。」
フレイ
「問題は兵士を倒した後か・・・」
カグツチ
「ああ。兵士は余裕だな。」

すると、金の扉が開いた。
奥から人が出てきた。
大量の宝石を身に付け、金色の服を着ていた。
恐らく、こいつがフモレアだろう。フレイはそう考えた。
すると、フモレアが近づいてきた。

カグツチ
「バレたんじゃね!?」
フレイ
「・・バレたな」

フモレアは兵士に話しかけている。

フモレア
「おい、貴様・・。宮殿にガキを入れたのか?」
兵士C
「いえ!誰も入れておりません!」
フモレア
「ここの警備はザル以下か?」
兵士C
「どうされま・・」

フモレアが兵士の腹に蹴りを入れた。
兵士は声も上げず、白目で血を吐いて倒れた。

フモレア
「おい!宮殿にガキが入った!見つけ次第・・殺せ。」
兵士一同
「了解致しました!!!」

フモレアの命令で兵士が動きだす。

カグツチ
「短い間だったな・・」
フレイ
「勝手に殺すな!!」
カグツチ
「声がデカいぞ!」

フレイの声を聞いた兵士全員が此方を振り向いた。
そして、一瞬の内に取り囲まれてしまった。

カグツチ
「どうせ死ぬなら・・やるか?」
フレイ
「勿論・・全力でな。」

フレイは剣を引き抜くと、巨大な火柱を立てた。
その火柱を剣に纏わせ、剣を振り回した。

フレイ
「フレイムトルネード!!」
カグツチ
「第二の技だな。」

炎の竜巻は兵士を一瞬で蹴散らした。
すると、フモレアが歩いて近づいてきた。

フモレア
「貴様・・神剣の使い手か・・。」
フレイ
「・・・」
フモレア
「私も神剣の使い手でね。神剣アポロンを使っている・・。」
フレイ
「闘うつもりか?」
フモレア
「当然だ。そして・・死ね(^^)」

神剣アポロン

フモレア
「この剣は太陽を操れる。この砂漠も私が作った。」
フレイ
「俺の剣は・・」

フレイが話し始めると同時に、フモレアが力を溜め始める。
フレイはそれを見逃さず、剣を引き抜く。

フモレア
「話を続けろ。」

カグツチが話しかけてきた。

カグツチ
「あいつ、結構エグい事考えてるぞ?」
フレイ
「何で解る?」
カグツチ
「これも勘だよ。」

その瞬間、フモレアが剣を振りかざす。
金箔に太陽の強い光が反射する。

フモレア
「アポロンの能力で簡易太陽を作れる。この光も作ったものだよ。」
フレイ
「ウグッ・・」

すると、フレイの身体が燃え上がる。
フレイはたまらずに逃げ出してしまった。

~キカ砂漠~
此処は、ウェスバーンの周りの砂漠・・・

フレイ
「チート過ぎるだろ・・」
カグツチ
「まあ、一国を治める王だしな。」
フレイ
「取り敢えず・・遠くに逃げよう。」

フレイは行く宛も無いので、東に向かって歩き続けた。

part2に続く(?)

神剣のswording【1】

神剣のswording【1】

・神剣カグツチ 炎を操る能力 ・神剣ポセイドン 海を操る能力 ・神剣ヴァルカン 火山を操る能力 ・神剣アポロン 太陽を操る能力

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 冒険
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