※完結済み クリスマスまでの数日間。一日、一話~二話のペースで書いて行きます。一章ごとにジャンルの違うお話です。 Ⅰ:現代ファンタジー。成長することに悩みを抱えてしまった女性が、少しの間の休暇を過ごした観光地の群島で体験した、不思議な夜の出来事の話。 Ⅱ:ファンタジー。世界の情報の全てが集まる≪アカシックレコード≫の編纂が行われる城。そこに住む、二人の編纂者と、見習い二人の日常の話。 Ⅲ:四度目の世界大戦のあと、人類には新しい革命の形がもたらされた。それは、最小の犠牲で行われる革命。けれど、心の重さは、それで計れるのだろうか。 Ⅳ:祈りのとき。幼子たちの心は、世界と共に。
と言うのは…おねぇさんは結構、人の目を気にするタイプですね?常に他人から見られていると言う自意識が強いというかぁ、まぁ実際そんなに他人なんかおねぇさん何か見ていませんよ
私の態度に頬をプクーと少女は膨らませて天幕の裏に入ってしまった。だがすぐさまに出てきて両手に新しい代物を私に見せてきた。 金魚鉢だ。透明な器に一匹の出目金が尾を揺らして泳いでいる。 「出目金ちゃん、出目金ちゃん、この男が思っている事を映し出してちょうだいな」
夜の市場に出店するのは、 小さな船の上でお店を構える双子の兄妹。 仕入れ係の賑やかな兄、売り子をやってる愛想の悪い妹さん。 とても珍しい商品には逸話がたくさん詰まってる。 制作秘話から手に入れる過程。 妹さんの気さえ向けば色んな話を聞かせてくれる。
ハネムーン。珊瑚の産卵する満月の海に遊ぶ二人を、人魚の群れが襲った。男は生物学者として人魚を追い、その成果は着実にあがりつつあったのだが、突如として、警察の手に落ちてしまった。 いわれなき罪を叫ぶ男が暴いたおぞましき人魚の生態。人類に未来はあるのか。男の訴えは届くのか。全てはこれを読んだ者にかかっている。 暴かれた人魚の生態の一例:人魚は上しか向けず、汗をかかない。臍で呼吸をし、常に鼻水を垂らしている 他。
家業だったレース編の技法「波頭の薔薇」を修得することができず、貧困の家庭にいられなくなった男は、職を求めて国で二番目の都市へやってきた。 無為に日々をすごす男は、宿の女主人に「病気に違いないから病院へいくべきだ」と勧め進められ、押し切られる形で病院へかかる。 診察は尋問のように行われ、なすすべも無く療養所送りとなる。 気がつくと男は「串刺し王の玩具」と呼ばれる塔の内部にいた。そこでは、「飛ぶもの達」の集会が行われていたのだ。 出口の無い塔を自由に出入りする飛ぶものたちを尻目に、男は食料を求めて塔の内部をさまよい続ける。なぜ、生きようとするのかも分からなくなった時、遠い日に、母が丹精していたレース編に出会う。男は螺旋階段を駆け上がり、空を見上げる。飛ぶものたちの出現を待って……
少女 ミヨは退屈な日々を、読書と空想と悪戯とで埋めている。自分は山椒魚の仲間だと半ば本気で信じ、自分に対して優しいふりをする連中に、手の込んだお仕置きを繰り返す。そんな折り、ミヨは、井戸の中に安心できる唯一の場所を発見する。しかし、そこはすぐに塞がれてしまい、落胆する美代だったが、その封じられた泥の繭を思い、最後に、蝶への変態を夢見るのだった。
舞台は、現代社会に似て否なる魔法社会です。 登場人物は、そんな世界で高校生活を送っているヒューマン族の少女。そして、リュウ族の青年。 少女は街である青年と出逢います。 数ヶ月の同棲生活の後彼は姿をくらませてしまいます。 その数ヶ月が少女の生活の歯車を狂わせました。小さなズレが学校生活に影を落とします。 傷つく主人公の前に現れたクラスメイトの少女。 彼女とともに、平和で退屈な街に隠された世界を知っていきます。 その後、青年との再会します。 青年はリュウ族でした。 リュウの存在を知った主人公は、リュウ族の青年とともに戦うことを決意します。 日常を守るために。 テーマは日常と非日常。 常識とは。種とは、生と死とは。 守りたい気持ちを伝 テーマは日常と非日常。 常識とは。種とは、生と死とは。 守りたい気持ちを伝えます。