正式サービス開始から二年経過してもなお、その人気は留まる事をしらないそのゲームの名は《セカンド・ストーリー・オンライン》という。レベル差がありながらも、スキル構成次第で格上プレイヤーに勝てるという、そんなロマン溢れるゲームが話題を呼び、ゲーマーから、普段はゲームなどしない者達の興味まで搔っ攫っていった。そしてやっとの思いで手に入れた中3の少女がダイブインする時、また新たなストーリーが幕を開けようとしていた。
お稲荷様の祠の側で遊ぶ一人の少年。彼は、目元を黒い布で隠した、語り部を名乗る男に出会う。 少年を家に送る道すがら、彼はお稲荷様の祠にまつわるお話を始めた。それは、1人の少女の犠牲から始まった、奇妙な物語である。 ※ホラーと言っても、少し気味が悪い程度しか要素は含まれていません。
「なにこれぇ・・・」 ある日の午後、自他ともに認める普通の男子大学生、三刀屋金槌の家に目に見えない壁ができていた。触れるが見えず、見えないが通り抜けられない壁。そんなもののおかげで三刀屋の家はミラーハウス状態に。 そんなある日、偶然から三刀屋は『浮気調査から怪現象の調査まで』やってくれるという探偵事務所、『幽幻』を見つける。 警察様がお世話になっているというその事務所に、怪現象の調査を依頼することを三刀屋は決意するが・・・?
どこかに居る青年が悩んで喫茶店に入りぼんやりしながら自分の心を見つめ、自分の心の凹凸を研磨して滑らかな心を手に入れようとするようなイメージのお話です。 成長とは、悩んだ先にあるのではないかなと。肉体的な成長がゆっくりになっても、心の成長はきっと人生の終わりまで続くのだろうという私の考えを込めて。 短編です。
戦後の復興もある程度終わりが見えた頃、東京都足立区で少女強姦未遂事件が発生する。呆気無く犯人は捕まるがそこから物語は連鎖的に繋がっていく・・・。 怪奇ミステリー小説二部の序章。 貴方は妖怪に依る謎が解けますか?