聞き覚えのあるオカリナの音。きしむ船内で目を覚まし、その音の元へと足を運ぶ。 翼人は翼に風を受け、夜を楽しんでいた。オカリナの音が、その子を優しく包み込んでいた。
2007年の処女作。SONYdigital entertainment serviceで公開していただいたりした思い入れの強い作品です。
小さな楽団で第二ヴァイオリンをする織部麗子。そして普段は教会で働くパイプオルガン奏者のカイル・ホースナー。彼らはそれぞれの過去を抱えながらも次第に惹かれあっていき、楽団のために様々な作曲を通して心を通じ合っていく恋愛ストーリー。
高い漆喰塀に閉ざされた学び舎で生きる美しい少女たち。外界を知らない十五の千鶴は、日本庭園の睡蓮鉢に泳ぐ金魚を見つめては自身を重ね、囲われた場から自由というものを望むようになっていた。
勉は、自身の事を一般の人々とは全く異なって、ある意味様々な超能力を未来に向かって獲得出来る素質、否、先祖から連綿と受け継がれて来た優れたDNA配列を持つ、人類の歴史をも覆す事を可能に出来る【ミュータント】だと、信じて疑わないのだ。 ところが、勉の潜在意識には、自分自身が死亡すれば、間違いなく地獄に落ちていくだろう、と、恐れの魂が存在している。それを忘れようとして、残虐な行為をし続けているのは否めないのだ。
「どうして芳◯社や◯迅社の四コマ雑誌にはスキー部のマンガが載っていないのか? という疑問からこの物語は生まれました。ならば自分で書いてしまえと思って書き上げた(だってラノベでも心当たりないですもん)第二弾です。もし「既にスキーやスノボの部活もの商業誌であるぞー」というツッコミはむしろ歓迎です。読んでみたいのでw