合衆国の秘密組織《エスメラルダ機関》の研究が、不死の超人をアメコミの世界から現実に引きずりだした。 那智剣吾――彼はアメリカにその肉体を不死身の超人兵士に、その運命を戦う者に変えられてしまった。 最初はテロ事件の解決者として、次は主要国に牙を剥く、『自我を持ったコンピューター』の破壊の使命を負う者として、彼は世界中を飛び回る。 不幸な少女マリアと出会い、彼女の庇護者とならんと決意した時、彼はエスメラルダ機関と訣別する。そして自我を持つコンピューターに作られた超人兵士若林がかけがえの無い友として、彼とともに立つ。 この物型は、生きる運命を誰かに弄ばれることに抗う剣吾の、愛と、血と、暴力と冒険の黙示録である。
主人公の秋波拓海と親友の雪月波瑠は週末、拓海の所有する湖畔付きの小屋に向かう。 拓海は奔放な雪月に振り回される中、ある事件に巻き込まれてしまう。
文学フリマ東京36で発行した新刊、オスカー・ワイルド「The Devoted Friend」の翻訳本の抜粋版です。 完全版(書籍)はBOOTHで購入可能です:https://southnode.booth.pm/items/4737414