アルゼンチンでバレエを習う愛らしい少女。彼女には美しく奔放なアルゼンチンタンゴダンサーの姉がいて、日々を楽しく過ごしていた。そこへ少女に忍び寄る声が……。
「目白にあるシアター風姿花伝にて観劇。プロミシングカンパニー特別企画の1ヵ月ロングラン公演作品。 ……」
人は、とても我が儘で。 人は、とても残念で。 人は、とても非力で。 それでいて、強欲で。 でも、それでも、それは、仕方がない事だ。 少なくとも、私はそう思う。 「ちっぽけな『世界』のお話」
フリージャーナリストの美波大和は、仕事の無さからある俳優のスクープ写真を撮ろうとする。 しかし、実際に捉えたのはスクープではなく一つの殺人事件で……。 江戸川乱歩著『D坂の殺人事件』を、オリジナルゲーム『SE7EN』の設定上でオマージュした本作は、原作ファン以外でも楽しめるように書いたつもりです。 よければ一読お願いします。
「私、誰かに狙われてる気がするんです」 破滅的に勘の良い、鷹野鏡花はそう言った。そこから物語は始まり、そして終わる。