【あらすじ】 さまよえる騎士がいた。 彼はさる国の王に仕える直属の騎士の遺児だった。 兄とも慕う王太子の正式な近衛の騎士に任ぜられたのが12歳。 王太子はその時17歳で、侯爵の娘と結婚する。15歳の、花のような姫。 「王太子ご夫妻をその身に代えてもお守り申し上げるように」と母に言われ、命に代えても、と誓った。 その母は彼が近衛の騎士となったの見て間もなく、蛇に噛まれて死ぬ。その彼を姉のようにいたわったのが姫君。彼は、ほのかな恋情と忠誠心の間で苦しむ。 しかし、戦乱の中で王太子夫妻は死ぬ――。
火星で採掘チームのリーダーを務めるオドオドア。 ある日をさかいに、火星の真実を知ってしまう。 はたして、オドオドアは火星を救えるのだろうか。