時に西暦20XX人類は地球上から突如として絶滅してしまった。 その原因については諸説有るが 人間達が自ら作り出した病原体により絶滅してしまった、との説が有力である。 猫の惑星 この物語は突如として絶滅した人間に代わり、知性の突然変異を起こした猫族や犬族、或いは動植物が地球上を支配し闊歩し始めた時代の物語である。
中世スペイン。大艦隊を率いて航海する提督・マンロ。 しかしこの大航海は不思議な怪物たちの、思わぬ邪魔によってとんでもない方向へ。 一方現代では、暇を持て余した女子大生・千秋がはた迷惑なゲームに興じていた。
むかしむかしのウェールズにある田舎。 私はもう天国に召された大好きだった祖父に思いを馳せる。 それは祖父が隠していた日記が発端だった。 書かれていたのは信じられない冒険譚。そしてありえない奇跡。 そして、その奇跡の続きは、日記を読み終えた私にも降りかかる。
中国の覇者・毛利元就。近畿の雄・豊臣秀吉。あまり、例えば前田利家さんのような柔らかい人望があるタイプには見えない2人ですが。その核となる信念、持論のひとつには、完全に重なる点がひとつ。ソレは一体・・・? そして、そんな2人を見て、長曾我部元親さんは、ひとつの結論を出します。自分と、自分にとって嘘偽りなく大切な、元就さんとの関係に・・・ひとつの結論を出し、覚悟を決めて一石を投じます。元就さんを愛する故に・・・ずっと、今のまま、居られたら良かったのだけれども。そういう訳にはいかないから・・・いかないなら。せめて、未来に芽が出るように、と。 せめてもの陽だまりは、相変わらず小十郎さんと鶴姫さんが、ほのぼのと仲良しな事ですか。
アロマ・ガラジオ・ティス・ターラサスと名づけられた五枚弁の淡紫色をした蔓花。それはとある美しい女生徒のために交配された品種の花だった。
街の中を自由に闊歩し、人懐っこい性格の猫たち。彼らはいつものんびりしていて自由に見える。 そのような猫たちが私たちの生活の場でどのように過ごし、どのように関わり、どのように生活に溶け込んでいるかを住宅街を中心に話を広げてみました。 猫好きにとっては胸が締め付けられるような苦しい表現もありますが、それもまた猫の生涯、’猫生’というものだと思います。人間と同じように猫だって社会の荒波に囲まれて共存しており、常に人間の生活に巻き込まれています。 人間と猫たちは支え合い、助け合い、時には傷つけ合い、だまし合い…。持ちつ持たれつの関係を築きながら共存しているということを知って欲しくて小説に仕上げました。
2分で読めます。「話の中に必ず超能力者がひとりは出てくる」というしばりで掌編の連作を執筆中。 超能力者の名前と能力が必ず最後に記載されてますので、答え合わせ感覚で読んでいただければ幸いです。
数取り遊びの一種に指を交互に折る遊びがあります。その必勝法とやらを聞いた時に思いついた話です。 必勝法を聞いたら自慢したくなりますよね。 そんな自慢したくなった男子が気になっている女子の下へ遊びに来た。要約すればそんな話です。
ぼくの小学校にかわいい女の子が転校してきた。青い瞳に白い肌。おまけに彼女はいつも長袖ロングスカートに黒い日傘をさしていた。まるで吸血鬼のようだと誰かが言い、彼女はいじめられた。ぼくは助けることはできなかった。ある日、彼女が雨でもないのに玄関口から外を睨んで動こうとしない。日傘を隠されたのだ。ぼくは持っていた傘を渡して家に帰った。それからしばらくして彼女は転校した。