(シナリオ)またまた変面から挑戦状が探偵団に送りつけられて来た。世界遺産を盗むから心して待機せよと書いてある。清水寺か金閣寺?まさか丸ごと盗むことはできないと思うのだが・・・・?
ジャンル:無為ファンタジー。 ひっそりと穏やかに進む物語。爛熟しやがて衰退していくであろう世界を旅する少年と少女のおとぎ話。 結末は幸せなので安心して読める感じ。
人間のことばを喋る捨てられたピエロの人形、方向音痴のカラス、いつもお腹をすかせた筋肉質のカエルの兵隊たち、独立国家の王様になりたい卵のかたちに異常に太った代理官殿、いつも仲のわるい白と黒の参謀のコンビ、アル中の密偵長など、奇妙な登場人物たちが次々と登場し、物語は歪さを増しながら、破壊の予感に満ちた最終章へ~。 愛するおとこを守ろうとする孤独な魔女の、膨張する闇の世界との闘いの物語。 電子出版しています。次のアドレスからご覧になれます。 http://p.booklog.jp/users/nyanku
漆黒の宇宙に浮かぶ美しき緑の星、地球。 その、白いヴェールを纏った輝く水の惑星に寄り添うように忙しなく駆ける、科学技術庁の地球観測衛星〈いざなぎ〉は、鋭い電波の目で眼下の故郷を飽きもせずに眺めていた。 彼は、時折送られてくる耳障りな電子命令に対し面倒くさそうに「はい」だの「いいえ」だのと応え、静かになるとまたその絶景を楽しんだ。 彼は間違いなく幸運だった。