前回のあらすじ:巨木から落下した中野は、大型犬並みの体格をしたクモの怪物に出会う。あわや餌食になるかと思われたが、助けに来たモフモフから意外な事実を知らされた…
遺伝子研究の実験体として遺伝子特化型サンプルにされた宗方ひなたは、自身の能力を持て余しながら、他者を避ける日々を送っていた。自分の能力が誰かを傷つける、それが怖くてただコワくて。繰り返えされる転校の日々。その転校先で出会ったのは、【実験室】で暴走し、発火能力(パイロキネシス)で傷つけた少年だった────オトナの思惑に翻弄され、サイキック能力を押し付けられた少女達が戦い続ける理由は、この街と目の前の大切な人をを守りたい一心それだけで。原案協力・水原緋色様。第2章「使い捨てられる廃材たち」開幕。ひなたと実験室ついに本格的に衝突。 ※taskey様でも同時掲載しています。
ロックバンド、BAZZのヴォーカリスト詩には一部、過去の記憶がなかった。七年前ある事件がきっかけで植物状態に陥ってしまった兄の春人と深く関係している。その事件の真相を知る者は彼女の家族、そして春人の親友、義人だけだった。彼は結婚した身でありながら、彼女をずっと見守り思い続けてきた。そして彼女もまた義人を思っていた。どんなに二人が思い合っていても決して気持ちを口にしてはならなかった。沢山の犠牲が目に見えていたから。だが奇跡が起き、春人が目覚めた時二人の関係が大きく変わり始めた。詩の失った過去とは?色んな人たちの複雑な思いが交錯していく中、二人の行く末に未来はあるのか?
前回のあらすじ:朝食を終え、中野たち一行がホテルを出ると、金コロガシが金塚を作るところを見た。好奇心から金コロガシの後をつけた中野は、誤って下に落ちてしまう…
イギリスの片田舎で祖父母と暮らす十歳の少年アレン。 ある冬の日、いつものように冒険と称して遊びに出かけたアレンは、村はずれの森で洞窟を見つける。奥まで進むと、そこにいたのは人の行いによって姿を隠してしまったドラゴンだった。これまでドラゴンを見たことがなかったアレンは、その姿に見入る。 やがて一人の少女が現れた。彼女の名はナディア。ナディアは最初こそこの場に人がいることを訝るが、すぐに悟る。 そしてそのあと、ドラゴンが仲間の危険を感じ取る。 一匹のドラゴン。そして一人の少年と少女。彼らが出会ったときから、冒険の物語は幕を開ける。