如月鬼堂は五十代半ばのSM小説家である。 SM小説を書く他その小説をAV化したものを監修している。出版社の依頼原稿以外に自らも小説を販売している。電子書籍以外に印刷して販売も行う。 風俗営業の許可も取りファッション喫茶も経営する。 SMクラブと提携してクラブの宣伝ルポの取材も行う。逆にSM嬢を自らの風俗のショーに呼んだり、AVに斡旋したり、自ら運営するSM愛好家サークルのイベントにも呼ぶ。 こんな如月鬼堂に思わぬ喜びが舞い込んだ。極上美人でスタイルの良いM女が儀姉妹と名乗って近付いて来た。 珠洲と瀬里菜の二人は如月鬼堂のSM小説を愛読していた。それで知り合ったのである。二人同時に一夜で躰を繋ぎ養女として自分の家に迎えた。 SM愛好家サークルのイベントでは極上の美人が如月鬼堂の取材プレイで見つかり会員陶酔のSMパーティが行われた。
恋愛物です。 高2の尾崎有紀(おざきゆうき)は4人の友達の中で、彼女だけカレがいないオクテ女子。 その彼女に文武両道だけどちょっと理屈っぽくて、女子たちから敬遠されている男子が近付いて来る。 彼女と友達たちの反応は…? エピソードはわかりやすく簡素にし、心模様や心理変化を中心にしてあります。
【あらすじ】 「蝶は片羽を無くしても飛べると思うか?」 唐突にそんなことを言い出した友人を、柚木は怪訝な眼で見つめた……そんな奇妙な話をした友人のことを忘れられず、もやもやと胸にわだかまりが残った。 柚木は亡き友人にもう一度会うため、『代夢屋(だいむや)』に頼んで夢の中で友人を探してもらう。夢でもいい、会って話がしたい。
大正の世から、現代へ――。 愛しい『あの子』に廻り会う為、何度でも生まれ変わる『僕』。九度目に、ようやく廻り会うことが出来たのだが――? どこか古風で切なくも、純愛の物語。
物語では破天荒なピアノを弾く人がもてはやされるけど、私はそんなもの認めない。あの、入山繭の演奏だけは。 ピアノのコンクール会場で繰り広げられる、ライバル百合の物語。