マンホールから風船蔓がにょきにょきと生えてきた。さてさて何が起こるのやら
庭のスイレン鉢の中の出目金が眼帯をかけている。それを見た猫たちが雀瓜の実をとってきたが、僕は何をしたらいいのだろう。
冬虫夏草の研究家の友人が採集に来る。子狸が珍しい冬虫夏草の生えているところに案内するが、
化けることができるようになった子狸
お地蔵さんの脇でコップ酒をしているじいさんがいる。
公園の山柿の木の上で猫が蔦でぶらんこをしている
蝙蝠が大鴉に一目ぼれ、追いかけて背中によじ登ろうとするのだが、振り落される。
神社の鳥居の石に女の子が腰かけて泣いている。近所の人が何とかしようと集まっている。女の子を持ち上げようとしても持ち上げることができない。僕はそれを見ていた。
先生が生徒に身体を大きくする実験をさせる。その2つの話。
宇宙船の黒猫、SF小説