ペンキで過去を塗りつぶしてしまう。よくある話だが、ある男の滑稽譚。
パパが木になった実を発行させるために粉をまぶした。粉は果物を甘くする虫たちだ。甘くなった果物をがぶっとかじった。おいしい。パパが唾液の中の果物を甘くした虫を顕微鏡で見せてくれた。
彼の作ったロボットはワインの味ききができるだけではなかった。
鳥人がある星に降り立った。その星の住人は終局を迎えた生命形態をしていた。
最終急行に赤子を残して降りてしまったお母さん、最終急行の行方は。
シャボンダマに入ったぼおやは遠い遠い島に降りた。
今の整体師はからだをばらばらにして施術する。ちょっとした失敗もある。
赤猫屋の饅頭はうまい。何の味だ?
未来。からだが透明になる病がはじまった。透明病に対する医者の記録である。
新コロナが流行してから四十年後、黒点コロナがはやった。それにかかった人の脳はどうなったか。