浦島草しか庭に植えず、浦島草に取りつかれた男の話。
裏島草を染料として染めた着物は、着ると妖艶になる。
浦島草の根には芋がある。そこに吸い込まれる、子供を亡くした母。
真夜中林の中からギャーと悲鳴が上がる。少女が一人夜中に訪ねてくる。
一人の女性アルピニスト(登山家)が雪山で一人思う。
雪けぶるやぶの中にあらわれる赤い目、それは本当の雪女、一方、雪女と呼ばれる一族がいる。ある旅館での物語。
魚人(うおと)はいつもどこからか、目がみつめている。津波で飲みこまれた魚人の乗る船を、その目が助ける。
寒い北の国、いつの間にか駅から出てきた女の子が猫を連れていく。猫は一晩経つと、それぞれの家に帰っていく。
人間になりたかった雪女の物語
助けた雪女に助けられるお話