猫好きな中学生、牧野マキの最近の楽しみは桜満開のねこだまりに行くこと。 そこで出会った男の子は自分のことをミケと名乗り、本名をマキには教えてくれません。 けれどお互い猫好き同士、いつしか示し合わせたようにねこだまりの桜の下で会うことが習慣になっていました。 ある日のこと、マキは片耳が欠けたノラ猫を見つけます。 「ああ、その子はさくらねこだよ」 「さくらねこ?」 さくらねことは、TNR運動という活動で不妊手術を施されたノラ猫のことを言います。 その際にこの子は手術済みだという証として片耳を少し切り取られ、まだ不妊手術をされてないノラ猫たちと区別されます。 その切り取られた耳の形がさくらに似てることから、さくらねこと呼ばれているのです。 「人の都合で耳を切られるなんて、かわいそう」 そう何気なくぽつりと呟いたマキに、ミケが放った言葉は……
さらさらな音が大好きな旅をする猫と、迷子になってしまったちいさな女の子のお話しです。 小説家になろうユーザー企画 ひだまり童話館「さらさらな話」参加作品です。
少女が、自分の生き方を模索していくような物語です。綺麗事ばかりじゃない。子供から大人になるとは、どういうことなのか。私自身が今大学生なので、自分のリアル、周りのリアルも入れていきたいです。少しダークな部分もある「人間らしさ」を出していけたらいいなと思ってます。
「別れよう…」言った後泣けてきちゃうのは、あなたへの想いがまだあるからなの…。泣いてる私を抱きしめないで…。※続きは本文へ。@ココミュ(台本)