命の現状

命の現状









僕が

命の現状を知る 9月

透明なプラズマに

装飾の理論はなく

自ら儚く隔離した 弧線の疲弊しかない

いまはまだ

魂の旅程

次の駆逐へ

慰撫されるべき遺跡を巡る

本当は

亡火の温度への詩を


「寂しいってとても綺麗だと思う」


夕刻だけが優しかった。




  
   

  

命の現状

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

命の現状

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-02-19

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