事故により娘・博子が白血病に犯されていることを、これを外部に漏らしてはいけないと上司・小野寺から言われた五郎は、葛藤の狭間にあった。 博子に白血病の症状が現れ始める中、刑事の園田が事故による被害について、何かを嗅ぎつけようと五郎に接近し始める。 その上、博子と歩いていた剛が不良と喧嘩になり、たまたま居合わせた園田も巻き込んで大騒動に展開してしまう。 そんな中、突如五郎達の前に家政婦を名乗る一人の女性が現れ、家に住み込み始める。 それは、博子こそは知らなかったが、彼女を産んで姿をくらましてしまった、博子の母親だったのだ。 不治の病、初恋に続く激動を描く三話!
昔々、あるところで。 その王国に、今一人の反逆者が出現した。 そして、同じくそれを止める者も。 正義は秩序か、はたまた憎悪か。 決して交わらない二人の青年が繰り広げる、国を巡った戦いの伝奇。 ※まだ終わってません。途中までです。随時更新します
彼女を初めて知ったのは、高校一年生の時です。 ただし、同じクラスだから顔と名前だけは一致する、そんな程度の、言葉もほとんど交わすことのない間柄でした。
『君の見つめるその先に』の【番外編2】と【番外編3】の小話集です。 本編に載らなかった裏話・裏設定モロモロ。 『君の見つめるその先にシリーズ』も、どうぞご一読あれ。
これは、私の実体験です。 私が好きになった相手。 それは…『先生』。 人は恋をするもの。 人が人に恋して何が悪いのでしょうか。 どうして人は、生徒が先生に恋をすることを拒否するのでしょうか。 私はいいと思います。 生徒が先生に恋をすることは別に不思議ではない。 人間なんだから、人間に恋をするのは普通です。 皆様にそれをわかっていただけたらと思います。
今よりやや未来、夏祭り、友人ととった記念写真に写っていたのは、2年前に死んだはずの幼なじみだった...。カメラの操作ミスにより、2年前が写ったその写真は、残された僕らに、僕らの知らなかった彼女を発見させる。彼女は、みんなと見上げた最後の花火の晩、僕らに何を『シェア』したかったのか。そして、何を思っていたのか。過去を見つめ未来を想うSF(すこしふしぎな)小話。