†インマヌエルシリーズ・結† Even though I walk through the valley of the shadow of death.... 【 Lost Hexagram 】 ……一緒に、来る? 黒い翼の「悪神」は誘う。鳥籠に隠れる翼の悪魔へ、暗い扉の向こうで笑う。迎えはいつでもここに在ると。貴方が堕ちるその日を待つと。 image song:Red Moon by Kalafina
†インマヌエルシリーズ・外縁† その小さな幻想の世は、神の宝箱と呼ばれる世界。数多の「神」がヒトに宿り、「力」を与えた時は遠い。ヒトを隠して降りる「神」は、やがて災いの代名詞となる。 昔、ある少年の守った黒い鳥がいた。長い時の中で「悪神」に囚われていく黒い鳥は、己の青い炎と共に重い役目を少年に渡す。 image song:Wherever I Go by OneRepublic
†インマヌエルシリーズ・零† 自身の名も覚えていない「彼」は、気が付けば天国にいた。彼を連れてきたという「死神」は、日がな寝てばかりの廃人だった。これが「天国」であるなら、阿鼻叫喚の地獄の方がまだマシだ―― image song:Heaven by OneRepublic
名前のイニシャルが本名の代わりに使われる、そんな言わばあだ名となった世界。それが仇になってしまった少年少女たちの、青春なドタバタ劇をイメージしました。
今は昔、陸奥国は安達原に、旅人を殺してその肉を喰らう鬼が棲むという噂がございました。那智の修験者・東光坊祐慶様が、廻国修行の途次で遭遇した恐怖とは。能『安達原(黒塚)』を翻案した、怪異物語でございます。 ※ 縦書きでの閲読を推奨いたします。
題名のとおりの作品です。 1900年12月15日に実際にあった事件で、現在でも『謎』として取りざたされているものです。
十九世紀末ヴィクトリア朝。文化の中心であるロンドンから長閑なカンタベリーへ向かうレオンハルト・ハワードはロンドン橋である一人の少年と出会う。レオンは、少年の正体を突き止めようと試みる。しかし、それは階級社会によって築き上げられた大いなる負の遺産を目の当たりにする事を意味していた。
「その日、ボクは、肉体を捨て去りました。」 天使から人間に生まれ変わった少年が、また、天使に還るまでの物語。『その日、俺は、くだらないことをしてしまいました』 弟を救うことができなかった兄の物語。