若い母親が、子供を連れて無理心中した。 その後、ネットで拡散したのは、その若い母親のブログだった。子供が満員電車で嘔吐し、サラリーマンのスーツを汚したという小さなブログ記事。 そのサラリーマンに怒られたことで、死にたい――そう若い母親は記し、それが原因かどうかは分からないが、実際に子供を道連れに死んでしまった。 「世間」の目は、今、そのサラリーマンに襲いかかった。 ネットの炎上が、現実世界に飛び火してゆく―――
グラサンをかけたガタイの良い黒尽くめのおっさんの声から始まる異世界の物語。 何かを感じた少女と 少年の目に映るどこか見えない、足りない女の子。 少年の生まれた時から存在する『生活』と新しく構築されてゆく『生活』。 先はなんとなく読めるのに何か違う。 少年と女の子の間に生まれるものはなんなのか。 ・少年 日本であればだいたいどこにでもいる16歳の男子高校生。 しかし彼の場合は友達がいない訳では無いけど他人との適度な距離感を大切にする帰宅部。 現実では当然何の能力もない... ・彼女 黒髪ロングの女の子。 身長は158くらい。 何か部活に入っている様子もないが、だからといって何もしていないわけではなさそう。 友達と話している見ればいいほうだ。 どこからどう見ても冒険ファンタジー。 恋愛の入る隙など無いはずなのに自然と生まれてしまう。
ロイドVSエリルの決勝戦。そして閉幕するランク戦。セイリオス学院のお祭りが終わる中、ロイドを中心に勃発していたもう一つの戦いにも決着の時が訪れる。 一方、カラードとの戦いによって明らかになるロイドの力――そこに注目するのは先生らだけではなく――
人間以外のある者達と会話が出来る男をテーマに作った短編SF小説です。彼等との会話で男が行き着く先とは。是非、ご覧ください。
古い街に訪れた旅人は子供と子ヤギ、ロバの石像しか街の中に存在していない事に気づく。そして子供たちは不思議な歌を歌い続けている。 んたったー、んたったー、んたったー…
男の目の前には、巨大な鉈で半分を断ち切られたような形をした朱塗りの橋があった。その異様な橋に男は怯え、ぶるぶると全身を震わすのだった。
2828年、伊藤久美子博士が発見した「魔法粒子」と呼ばれる未知の物質を人の手により改造、人の脳内に組み込み遺伝するような形にし、世界中にばらまいたことにより人に一つの機能、食べることや呼吸することと同じように、として備わるようになった。 そんな中に生きる少年 蓮は現代の「串刺し公」との戦いに巻き込まれ同じ学園の藍原と知り合い、串刺し公たちが所属する「False soul]と戦うことになる
短編集です! 心が温かくなってくれると嬉しいです。 カップルのお話。 時々片思い。何を伝えたいのか、自分でもわからないですが暖まっちゃってください。